キムラ アツシ
KIMURA ATSUSHI
木村 篤史 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/01 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 靴下の多重着用が立位バランスに及ぼす影響 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 京都在宅リハビリテーション研究会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第3巻,7-12頁 |
著者・共著者 | 冨田健一,木村篤史,永山智貴,小西倫太郎,林愛子,松本渉,神田佳明,垣村将典,松本和久 |
概要 | 寒冷地域における足部の防寒対策の一つとして靴下の多重着用がある.今回我々は靴下の多重着用が立位バランスに及ぼす影響を調査したので報告する.
対象は健常者群11名と足部の変形や疼痛がなく閉眼閉脚立位保持の可能な,整形疾患患者群16名及び神経疾患患者群16名を対象とした.立位バランスの評価は,各群に対し重心動揺計を用いて裸足,靴下3枚着用の2条件にて,開眼及び閉眼での30秒間の閉脚立位保持を行った際の足圧中心の軌跡を計測し,その外周面積を指標とした.結果として神経疾患患者群にのみ,裸足時と靴下3枚着用時の間に有意差を認めた.以上のことから,閉眼閉脚立位バランスが低下した対象に対する靴下の多重着用は,転倒のリスクが高まる可能性があるものと考えられた. |