ナムラ ケンジ
NAMURA KENJI
苗村 建慈 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1987/08 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | Characteristics of Colorectal Epithe- lia and Adenomas as Revealed by DNA |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Jpn.J.Cancer Res.(Gunn) |
巻・号・頁 | 78,826-832頁 |
担当範囲 | 共同研究につき本人担当部分抽出不可能 |
著者・共著者 | S.Hamada,K.Namura,R.Itoh,S.Fujita |
概要 | ヒト大腸の正常粘膜及び管状腺腫につき、ホルマリン固定パラフィン包埋組織からの単離細胞を用いて、顕微蛍光測光法による細胞核DNA 定量を行った。二倍体のG1/G0 期細胞分画の平均(DF)は、正常粘膜で95.9%であった。DFは、軽度異型腺腫で89.4%、中等度異型腺腫で、85.6%であったが、これらに比べて、癌病巣に接する腺腫は異型度が軽度でも、より高い増殖活性を示した。また、大腸腺腫では多倍体細胞や異倍体細胞はみとめなかった。これより、多倍体細胞や異倍体細胞の出現は、大腸において癌に特異なものと考えられ、ヒト大腸の癌発生の検索に有効な判定基準となるものと考えた。 |