ナムラ ケンジ   NAMURA KENJI
  苗村 建慈
   所属   看護学部 看護学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2006/02
形態種別 研究論文
標題 呼吸困難とともに食欲不振と肩こりの改善が得られた肺気腫の症例―条件反転法下に経過観察をおこなった1例 (下)—補完医療の実践 カンファレンスルームBからの症例報告45.
執筆形態 共著
掲載誌名 医道の日本
掲載区分国内
巻・号・頁 65(2)(748),90-93頁
担当範囲 研究方法の指導、症例の診断、研究結果の解析と考察、論文作成指導を担当
著者・共著者 江川雅人、矢野 忠、苗村健治
概要 患者は、74歳の男性で、72歳の時、肺気腫と診断され、薬物療法が開始された。F-H-J呼吸重症度分類IV度、呼吸機能検査で閉塞性換気障害が認められた。鍼灸治療は、肺腎虚証、脾虚証の弁証論治に、呼吸補助筋の筋力回復を目的とした配穴と肩こりや腸管運動の改善を目的とした治療を加えた。69日間、99日間の2回の鍼灸治療休止期間を挟み、3クール(合計36回)の鍼灸治療を行った。治療により、自覚症状の改善とともに、鍼灸治療期間に応じて6分間歩行距離の増加による運動耐容能の改善、肩こりや食欲不振の随伴症状の改善も認められた。