キムラ アツシ
KIMURA ATSUSHI
木村 篤史 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/12 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 二分脊椎患者における褥瘡発生のリスクを最小限にするための移動手段の検討~様々な視点からの仮説と検証を繰り返して~ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 京都在宅リハビリテーション研究会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第14巻,13-16頁 |
総ページ数 | 4 |
著者・共著者 | 浅野翔平,小西倫太郎,永山智貴,森川重幸,村富渚,中島隆輔,増馬裕太郎,神田佳明,堀田直樹,木村篤史,神山順 |
概要 | 長座位でのいざり動作による移動手段を,在宅生活で実施していた二分脊椎患者(先天性二分脊椎症の46歳男性)における褥瘡発生のリスクを最小限にするための移動手段を検討した.従来,四つ這い姿勢での移動手段であったが両膝関節の疼痛発症により長座位でのいざり動作による移動手段となった.その後,右臀部に褥瘡が生じたため入院加療が行われた.在宅復帰後の移動手段として入院前の移動手段であった長座位でのいざり動作からキャスター付きボードを使用した移動手段への変更を発案し,キャスター付きボードの実物を製作した.実物を用いて院内と実際の住環境での動作確認による評価を繰り返し,在宅復帰後の移動手段を決定した.症例の身体機能,住環境,自宅での生活様式,症例の希望に鑑みながら褥瘡発生のリスクを最小限するための在宅での移動手段を検討した.アイデアを発案するだけでなく,移動手段としてキャスター付きボードを製作し,実物を用いて複数の視点から仮説と検証を繰り返し行ったことにより,在宅復帰後の移動手段を確立することができた. |