ツル ヒロユキ
TSURU HIROYUKI
鶴 浩幸 所属 鍼灸学部 鍼灸学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/01 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | メニエール病に伴う耳鳴と耳閉塞感に対する鍼治療の1症例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 伝統鍼灸,2014. |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 40(2),197-203頁 |
著者・共著者 | 鶴浩幸、北小路博司 |
概要 | メニエール病と診断され、耳鼻科にて薬物療法を受けていたが、耳鳴と耳閉塞感の改善が充分でないとして、患者が鍼治療を希望した症例について報告する。症例は57歳男性、弁証は肝腎陰虚証とした。評価として、耳鳴の大きさと耳閉塞感の強さにはVisual Analogue Scale(VAS)、耳鳴の重症度にはTHI(Tinnitus Handicap Inventory)を用いた。さらに、標準耳鳴検査法1993における自覚的表現の問診表を用い、耳鳴の大きさ、持続、気になりかたについても評価した。計25回の鍼治療により、耳鳴および耳閉塞感のVASはそれぞれ、初診時35 mm、10 mmから20 mm、0 mm、耳鳴の大きさは「中くらい」から「とても小さい」、気になりかたは「仕事中もときどき気になる」から「ほとんど気にならない」となった。持続は「いつも鳴っている」から変化がなかった。THIは30点から0点に改善した。耳鳴や耳閉塞感の改善が得られたことから、本症例に対する鍼治療が有効であったと考えられた。 |