ツル ヒロユキ   TSURU HIROYUKI
  鶴 浩幸
   所属   鍼灸学部 鍼灸学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/02
形態種別 学術書
標題 説)I.基礎 3.鍼灸と抗アレルギー作用・免疫調整作用〔佐藤弘(編).特集:アレルギー・免疫疾患と東洋医学〕
執筆形態 共著
掲載誌名 アレルギー・免疫.2016
掲載区分国内
出版社・発行元 医薬ジャーナル社
巻・号・頁 23(3),22-28頁
著者・共著者 鶴浩幸、江川雅人
概要 平成28年2月15日
・鍼灸刺激は免疫系やサイトカイン産生などに影響を与える可能性がある。また、鍼灸刺激は抗炎症作用、抗ヒスタミン作用などを有する可能性がある。鍼灸治療によりアトピー性皮膚炎の皮膚症状や皮疹重症度の改善、IgE値の低下などが認められることがあり、IgE値が低下した例ではTh1/Th2比が上昇する現象がみられることがあるため、鍼灸刺激がTh2の機能を相対的に抑制する可能性が示唆される。さらに、鍼または鍼通電刺激による鼻部皮膚温の低下や鼻腔通気度の改善なども報告されており、鍼灸治療は抗アレルギー作用、免疫調整作用などを含む様々なメカニズムを介して、アレルギーの改善に寄与できる可能性があると考えられる。