ツル ヒロユキ
TSURU HIROYUKI
鶴 浩幸 所属 鍼灸学部 鍼灸学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/04 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | サルコペニアを併発したパーキンソン病に対して鍼治療と運動療法を実施した一例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本抗加齢医学会雑誌,2018. |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 14(2),100-104頁 |
著者・共著者 | 福田晋平、勝野光太郎、栗山長門、鶴浩幸、江川雅人 |
概要 | 平成30年4月15日. 【症例】84歳男性【主訴】歩行困難【現病歴】X年春頃から、右手の振戦と動作緩慢が出現した。薬物治療により症状の軽減を認めたものの、次第に症状が進行し、特に歩行速度や歩幅の減少がみられた。また、下肢筋力や握力の低下などサルコペニアの状態がうかがわれたため、X+6年11月に鍼治療と運動療法を併用した。【介入】筋血流量の増加や筋緊張の軽減を目的に上下肢と腰背部にφ0.16mm×40mm治療鍼を1cm程度刺入、10分間留置した。6週間に計12回の治療と運動療法を行った。【結果】Timed Up and Goは15.3→14.0秒、右手握力(優位側)は21.6→24.5kg、右大腿四頭筋力は14.1→15.1kg、左大腿四頭筋力は14.7→18.4kg、背筋力は47→52kgと改善した。また、UPDRSは64点から58点と低下した。【結論】運動機能の低下がみられた本症例においては、鍼治療と運動療法を併用し有効であった。 |