ナムラ ケンジ
NAMURA KENJI
苗村 建慈 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2005/05 |
発表テーマ | 成人型アトピー性皮膚炎に対する長期の鍼灸治療の臨床効果−治療30回以上の症例についての検討− |
会議名 | 第56回日本東洋医学会学術大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 富山市 |
発表者・共同発表者 | 江川雅人、矢野忠、山村義治、苗村健治. |
概要 | 【目的】成人型アトピー性皮膚炎に対して30回以上の鍼灸治療を行い、その臨床効果について検討した。【対象】アトピー性皮膚炎と診断された成人患者15例。平均年齢21.7±3.0歳、罹病期間は2年〜23年であった。【方法】鍼灸治療は、風熱証、風湿証、風寒証、気血両虚証の弁証分類と臓腑・気血弁証により治療した。鍼灸治療は、週1回程度で合計30回以上(平均54.0回)行った。【結果】掻痒感を示すVAS値は、63.5±29.7→28.2±16.2と有意に低下した。皮疹に対する有効率は86.7%であった。末梢血好酸球数は10.8±7.9%→7.8±4.9%と低下、血中IgE RIST値は15例中8例で低下した。【考察】鍼灸治療は、本疾患の掻痒感や皮疹を改善させ、有効な治療法と考えられた。鍼灸治療10回の治療効果と比較すると、鍼灸治療の継続により、治療効果が高くなる可能性が示唆された。(研究の立案・計画、研究指導、研究資金の一部提供、研究結果の医学的解析、ga学会報告の指導を担当) |