ツル ヒロユキ
TSURU HIROYUKI
鶴 浩幸 所属 鍼灸学部 鍼灸学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2019/05/11 |
発表テーマ | サルコペニアを併発したパーキンソン病に対して鍼治療と運動療法を実施した一例 |
会議名 | 第68回(公社)全日本鍼灸学会学術大会 愛知大会 抄録集.p163.2019. |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 名古屋 |
発表者・共同発表者 | 福田晋平、勝野光太郎、鶴浩幸、江川雅人 |
概要 | 【症例】84歳男性【主訴】歩行困難【現病歴】X年春頃、右手の振戦と動作緩慢が出現し、パーキンソン病と診断、薬物治療を開始。薬物治療で症状が軽減したが、次第に歩行障害が出現。また、サルコペニアの状態がみられ、週に2回程度は転倒。うかがわれたため、X+6年鍼治療と運動療法の併用療法を開始。【治療方法】筋血流量の増加や筋緊張の軽減を目的に施術。運動療法は柔軟性や歩行機能、筋力向上を目的に実施(6週間に計12回)。【結果】治療10週目から転倒が消失し、11週から杖が不要となった。Timed Up and Goは15.3→14.0秒、右手握力は21.6→24.5kg、右大腿四頭筋力は14.1→15.1kg、左大腿四頭筋力は14.7→18.4kg、背筋力は47→52kgと筋力が向上。また、Unified Parnson`s Disease Rating Scaleは64点から58点と低下。【結論】運動機能の低下した本症例では、鍼治療と運動療法の併用療法は有効であったと考えられた。 |