モリオカ ダイゴ
MORIOKA DAIGO
守岡 大吾 所属 保健医療学部 救急救命学科 職種 助教 |
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発表年月日 | 2020/11/19 |
発表テーマ | 住宅発生の心停止に対する 二次救命処置の実施場所と 予後に関する検討 |
会議名 | 第48回日本救急医学会・学術集会 |
主催者 | 小倉 真治 (岐阜大学大学院医学系研究科 救急・災害医学分野) |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 長良川国際会議場、都ホテル岐阜長良川、で愛ドーム、ふれ愛ドーム |
発表者・共同発表者 | 守岡 大吾,髙橋 宏幸,匂坂 量,田中 秀治,樋口 敏宏 |
概要 | 【目的】救急隊による二次救命処置の実施場所と予後の関連を調査することを目的とした。【方法】2016年から2017年に収集されたウツタインデータと救急搬送人員データを使用したコホート研究である。住宅発生の心停止を解析対象とし、多変量ロジスティック回帰分析を用いて救急隊の処置実施場所(現場または車内 )と病院到着前ROSC、脳機能予後の関連を調査した。【結果】気管挿管実施症例全9,944件中、5,184件が現場で実施され、アドレナリン投与は全24,910件中、8,950件が現場で実施された。現場での気管挿管実施は、病院到着前ROSCに有意に関連していた(adjusted OR,1.63;95%CI,1.39-1.92)。現場でのアドレナリン投与は、病院到着前ROSC(adjusted OR,2.29; 95%CI,2.11-2.47)と脳機能予後良好(adjusted OR,2.96; 95%CI,2.24-3.92)に有意に関連していた。【結論】救急隊による現場での早期二次救命処置は予後改善に関連しており、救急隊が現場で早期に処置を実施するための取り組みが必要である。 |