ハラ タカヒロ   HARA TAKAHIRO
  原 貴大
   所属   保健医療学部 救急救命学科
   職種   講師
発表年月日 2023/07/28
発表テーマ ハイパフォーマンスCPRワークショップの開催(第1報)
会議名 第26回日本臨床救急医学会総会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 福島英賢(奈良県立医科大学高度救命救急センター)
石見拓(京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻予防医療学分野)
西山知佳(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻クリティカルケア看護学分野)
齋藤駿佑(国士舘大学大学院救急システム研究科博士課程)
大森俊平(国士舘大学大学院救急システム研究科修士課程)
津波古憲(国士舘大学体育学部スポーツ医科学科)
畑中哲生(救急救命九州研修所)
田邉晴山(救急救命東京研修所)
坂本哲也(帝京大学付属病院)
田中秀治(国士舘大学大学院救急システム研究科)
概要 【背景】GRA Japan chapterは日本の院外心停止の社会復帰率向上を目的に、GRA10プログラムを中心とした救急蘇生法の普及を行っている。この度、米国シアトルで行われている胸骨圧迫の中断時間を極限まで減らすことなどを特徴とするハイパフォーマンスCPR講習を日本語化した。
【目的】ハイパフォーマンスCPR講習内容の評価を行い、改善策を検討すること
【方法】4時間のハイパフォーマンスCPR講習見学会をハイブリッド形式で開催し、参加者に電子アンケートを行い、5段階評価で満足度を、自由記載で課題を抽出した。
【結果】
受講生は12名、見学者は遠隔を含め約400名の登録があった。93名から有効回答を得た。内容について、講義に満足したのが75名(80.6%)、実技は69名(74.2%)だった。一方で、搬送中のCPRなど本邦の救急活動に不可欠な内容が不足している点などが指摘された。
【考察・結語】
 受講生・見学者ともに満足度は高かった。Kwangchunらは胸骨圧迫の質は救助者の注意が逸れた際に低下するとしている。事後アンケートでも隊活動中の情報収集や搬送などの要因が含まれていない点が指摘されており、現実的な想定訓練を導入することが必要であると考えた。