ミヤサカ タクジ
MIYASAKA TAKUJI
宮坂 卓治 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 1998/11 |
発表テーマ | ヒト上肢筋の脊髄神経機構について:上腕二頭筋、腕橈骨筋、円回内筋の間の抑制性神経結合 |
会議名 | 第23回日本神経科学大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 発表者、宮坂卓治、内藤 輝、進藤政臣 |
概要 | 共同発表 ヒト正中神経(Med)から腕橈骨筋(BR)への神経投射についてPSTH法により解析した。健常者6名に対し、条件刺激として内側上腕筋間中隔部でMed本幹の電気刺激を行い、BR運動単位の発火を記録した。Med支配筋運動閾値の刺激強度で条件刺激を行ったところ、BR運動単位59個中29個(49%)に促通、9個(18%)に抑制が誘発された。残りの運動単位には促通も抑制も誘発されなかった。これらの促通と抑制の刺激閾値は運動閾値よりも小さく、中枢潜時はともに1 ms以下であった。皮膚刺激や手根部でのMed刺激では促通も抑制も誘発されなかった。以上、前腕筋支配のMedからBRへはI群線維による単シナプス性促通と寡シナプス性抑制のみられることが明かとなった。同様な抑制は、Med円回内筋(PT)枝や橈側手根屈筋(FCR)枝の刺激でも誘発され、この抑制へのPTあるいはFCR由来のI群線維の関与が示唆された。 共同研究につき、担当部分抽出不可能。 |