ハラ タカヒロ
HARA TAKAHIRO
原 貴大 所属 保健医療学部 救急救命学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2023/07/29 |
発表テーマ | ハイパフォーマンスCPR講習プログラムの開発について |
会議名 | 第26回日本臨床救急医学会総会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | ○原貴大(明治国際医療大学保健医療学部救急救命学科)
齋藤駿佑(国士舘大学大学院救急システム研究科) 大森俊平(国士舘大学大学院救急システム研究科) 津波古憲(国士舘大学体育学部スポーツ医科学科) 萱沼実(富士五湖消防本部) 山田浩貴(横手市消防本部) 仲松千尋(名護市消防本部) 宮原宏徳(名護市消防本部) 植田広樹(国士舘大学防災・救急救助総合研究所) 井上拓訓(国士舘大学大学院救急システム研究科) 吉川文隆(国士舘大学防災・救急救助総合研究所) 中川洸志(国士舘大学大学院救急システム研究科) 匂坂量(中央大学理工学部人間総合理工学科) 田中秀治(国士舘大学大学院救急システム研究科) |
概要 | 【背景・目的】ハイパフォーマンスCPRとは最大限ハンズオフタイムを減らした心肺蘇生法であり、米国では蘇生に関わる全消防職員に教育されている。この度、我々は本邦の事情に即したハイパフォーマンスCPR講習のあり方を検討した。
【方法】病院前救急救命の専門家及び現職消防職員からなるタスクフォースを結成し、ハイパフォーマンスCPR講習プログラムについて検討した。 【結果】 ハイパフォーマンスCPRを実践するためのベーシックコースと指導者養成のためのインストラクターコースについて検討した。ベーシックコースではハイパフォーマンスCPRの基本手技やシナリオ訓練を中心に構成し、インストラクターコースではハイパフォーマンスCPRの科学的根拠、また本邦の救急隊にとって現実的なシナリオトレーニングと事後検証を行うこととした。 【考察・結語】 Kwangchunらは救助者の注意が逸れた際に胸骨圧迫の質が低下すると報告している。本邦では現場活動に割けるマンパワーが限られており、救急隊に特化した心肺蘇生法である本講習が展開する現実的なシナリオトレーニング及びその事後検証を消防機関に定着させることで救命率向上の一助となると考える。 |