エバラ サトミ
EBARA SATOMI
榎原 智美 所属 看護学部 看護学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2024/09/19 |
発表テーマ | ラット顔面ヒゲartificial whiskingにおける棍棒状終末の発火特性と輪状塊の微細構造 |
会議名 | 第15回三叉神経領域の感覚-運動統合機構研究会 |
主催者 | 三叉神経領域の感覚-運動統合機構研究会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
国際共著 | 国際共著 |
開催地名 | 千葉県勝浦市 |
開催期間 | 2024/09/19~2024/09/20 |
発表者・共同発表者 | 村本 大河,古田 貴寛,小池 太郎,Ehud Ahissar,Eldad Assa,片岡 洋祐,前田 光代,江口 麻美,榎原 智美 |
概要 | ラットの顔面ヒゲは、各種機械受容器が特殊な周辺構造を伴って密に分布し、表情筋の立毛筋により能動的に動かされ、精緻な触感覚受容を担っている。麻酔下ラットの顔面神経に電気刺激を与えたartificial whisking中の一次感覚ニューロンの発火特性と終末形態を、脳幹 in vivo 単一軸索内記録・標識法を用いて解析した。洞毛固有の構造である輪状塊に密接して分布する棍棒状終末はartificial whisking中、air whiskingには全く発火せず、ヒゲがオブジェクトに接触することによってのみ発火した。Semi-thin array-tomographyおよび電顕観察を行い、当該部位の微細構造を三次元的に解析した。ラットの輪状塊は背尾側で欠損するC字の突出物で、毛軸を囲む筒状領域とその外下方の領域に分けられ、内側では太いコラゲン線維が規則性に密集して輪走し、そこから外下方に向けて数本ずつの太いコラゲン線維が小束をなして放射し、その線維束間には球状の間質細胞が多数分布した。一方、whiskingを行わないネコの輪状塊は、厚みのないC字で毛包に付着し、少数の間質細胞とともに、コラゲン線維は小束を作らず不規則に組織全体を埋めていた。ラットの輪状塊は、artificial whisking中の棍棒状終末に伝わる揺れを除振する際、太いコラゲンの線維骨格が機能するとみられる。 |