スミヤ エイジ
SUMIYA EIJI
角谷 英治 所属 鍼灸学部 鍼灸学科 職種 特任教授 |
|
発表年月日 | 1998/07 |
発表テーマ | 中リョウ穴の得気に関する検討 |
会議名 | 第47回全日本鍼灸学会学術大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 長良川国際会議場;岐阜県 |
発表者・共同発表者 | 角谷英治, 星伴路, 仲嶋隆史, 本城久司, 水沼国男, 廣正基, 本郷文弥, 北小路博司, 川喜田健司, 斉藤雅人 |
概要 | (演者) 中リョウ穴を対象に、皮膚・皮下組織の鍼刺激と深部組織(骨膜)まで達する鍼刺激を行い、両者の感覚を比較検討した。被験者は健康成人100名(男:63名、女:37名)。中穴へ60mm/30号鍼を10mm刺入時と骨膜まで達するように刺入した時に回旋刺激を加え、それぞれの部位で生じた感覚を、作成した「感覚の記録チャート」を記入させた。10mm刺入群では局所の表面の鋭い感覚が観察され、骨膜群では深部に重い感覚が一定の方向をもって出現する傾向にあり、文献に記載されている酸・脹・重・麻・痛といった得気と呼ばれる感覚に類似した感覚を生じやすいことが示された。これらの感覚は、C線維由来の深部痛覚に該当していることから、骨膜に達する鍼刺激はポリモーダル受容器を有効に興奮させている可能性が高いことを示唆した。 |