クリヤマ マユミ
KURIYAMA MAYUMI
栗山 真由美 所属 看護学部 看護学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2021/12/04 |
発表テーマ | 学部教育における老年看護学の教育を考える-老年看護学の学修に向けて- |
会議名 | 日本看護科学学会学術集会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 栗山真由美 東孝至 |
概要 | 【目的】学生の特徴‚高齢者と接する程度や高齢者のイメージ‚講義への期待を調査し‚老年看護学で学修する教育内容に反映させる˛【方法】A大学看護学部看護学科1年生89名を対象に‚老年看護学概論授業開始時‚目的を説明しGoogle formにて高齢者と接する程度‚イメージ‚高齢者と断定する年齢‚自身が高齢者になるイメージ‚関心のある高齢者問題‚老年看護学で学びたい内容等アンケート調査した。記述内容の分析には樋口(2014)の計量的テキスト分析ソフトであるKH coderを用いた˛【倫理的配慮】本研究はA大学のヒト研究審査委員会の承認を得た˛【結果】現在同居中が13‚2%,1度も経験なしが52‚6%であった˛祖父母の思い出は<一緒に遊んだ,かわいがってもらった>イメージは<やさしい‚いろんなことを知っている>等の経験や知識が豊富という肯定的な捉え方がある一方<しわがある‚腰が曲がっている>等,身体的な加齢現象に着目していた˛断定する年齢は70%以上が70歳以上と捉えており‚80%以上が自身も高齢者になると想像していた˛ KH coder分析では<高齢><認知><低下>や<腰><曲がる>の語群がみられ‚高齢者の身体的な加齢現象にのみ着目しており<社会><家族>の語数頻出は少なかった˛講義への期待は,高齢者の<特徴><関わり><看護>の語群がみられた˛【考察】ライフステージ上で青年期に位置する学生は,幼少期から高齢者と日常的に接する機会も少なく‚実習で初めて出会い戸惑うことが多い˛老年看護学では,疾患や外見上の障害だけ捉われず‚生活者としての高齢者に目を向けれるよう‚基礎看護学と同様な位置付けで学修する重要性が示唆された˛ |