ナムラ ケンジ
NAMURA KENJI
苗村 建慈 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 1988/05 |
発表テーマ | ヒト肺のDNA パターン |
会議名 | 第77回日本病理学会総会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 浜田 新七・苗村 健治・藤田 晢也 |
概要 | ヒト肺癌発生の背景の一つを知る目的で、22症例の正常及び非癌病変の肺組織につき、顕微蛍光測光法を用いて、気管支、細気管支、肺胞の各上皮のDNA パターンを検索した。ヒト非癌肺上皮は二倍体系とその多倍体細胞からなり、癌でみられる異倍体細胞はない。正常肺では、全年齢を通じ、中枢気道から末梢気道上皮まで増殖能が低いながらも保持され、炎症などの非癌病変の存在下では反応性に増殖能が亢進する。多倍体化の要因として加齢、非癌病変下における反応性増殖亢進状態、抗癌剤投与などが考えられるが、特に増殖亢進状態での抗癌剤投与は多倍体化を促進することが示唆された。 |