ツル ヒロユキ   TSURU HIROYUKI
  鶴 浩幸
   所属   鍼灸学部 鍼灸学科
   職種   准教授
発表年月日 2005/03
発表テーマ 遅発性筋痛に及ぼす物理刺激(療法)の影響
会議名 平成15・16年度明治鍼灸大学プロジェクト研究成果学内発表会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 池内隆治、鶴浩幸、智原栄一
概要 遅発性筋痛 (DOMS)に対する物理刺激 (療法)の影響を検討未だ明確にはされていないと考えられる。DOMSに対する各種治療効果を明確するために、TENS治療を選択し、物理刺激(療法)がDOMSに与える影響を検討した。対象は日頃過激な運動をしていない健康成人男性として、非利き手側の上腕二頭筋にDOMSを作成した。対照群はControl群 (n=4)、110Hz群 (n=4)および4Hz群 (n=3)とした。TENSは、運動負荷1日後, DOMS発生確認後に上腕二頭筋に電極を装着し、20分間の刺激を行った。測定方法は痛みの程度を示すVAS、圧痛閾値を指頭圧痛計 (AU)と Push-Pull gage (kgf)で測定した。測定時期は、負荷前、直後, 1日後, TENS直後, 2〜7日後および14日後とした。Control群では運動負荷1日後にVAS値が最も大きく、また圧痛閾値は最も低かった。DOMSの程度をVASで表すと110Hz群と4Hz群の痛みの軽減はControl群遅れ、圧痛閾値では、運動負荷5日以後はControl群の方がTENS群より圧痛閾値が高い傾向を示し、TENSがDOMSの回復過程に影響を及ぼす可能性が示唆されるが、DOMSに対して有効であるという結果は得られなかった。