ナムラ ケンジ
NAMURA KENJI
苗村 建慈 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2007/12/08 |
発表テーマ | 鍼灸治療を併用した特発性間質性肺炎の2症例 |
会議名 | 第70回 日本呼吸器学会近畿地方会 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 京都市 |
発表者・共同発表者 | 江川雅人、松本勅、山村義治、苗村健治. |
概要 | 共同発表 要旨:特発性間質性肺炎の2症例(進行例1例、重症進行例1例)に対して鍼灸治療を併用し、臨床効果を検討した。症例1:75歳男性。3年前より咳嗽と呼吸困難を自覚し、胸部X線上、蜂巣肺が認められ、在宅酸素療法を要する重症進行例。症例2:63歳女性。7年前より労作時呼吸困難や咳嗽がある進行例で、ステロイド療法も効果がなかった進行例。方法:鍼灸治療は、中医学的弁証論治により全身に治療点を設定し、肩こりや全身倦怠感などの随伴症状に対しても対症的に治療を加えた。結果:鍼灸治療により、2症例とも6分間歩行距離の延長、6分間歩行後のBorg Scaleの減少が認められた。症例2では咳嗽の軽減も認められた。いずれの症例でもKL-6値の低下が認められた。考按:本研究の特発性間質性肺炎の2症例において、症状の改善に鍼灸治療が有効と考えられた。(研究の立案・計画、症例の診断、研究結果の医学的解析、学会報告の指導を担当した。) |