ミヤサカ タクジ
MIYASAKA TAKUJI
宮坂 卓治 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2010/08 |
発表テーマ | ヒト上肢筋の脊髄内神経投射について |
会議名 | 第4回柔道整復学豊郷台シンポジウム |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | 単独発表 ヒト上肢は、動物の前肢とは異なり、かなりの自由度で巧緻な動作が可能となっている。そのためか、上肢筋のいくつかは前肢筋とは異なる機能を示すようになっており、各筋の脊髄レベルでの神経結合(ある筋の求心性線維が他筋を支配する前角細胞に対して示す促通性あるいは抑制性の神経投射)についても動物とは異なるものが報告されてきた。 演者らはこれまで、従来の手法では解析困難とされてきた筋に対し、PSTH法という新たな神経性理学的手法を用い、ヒト上腕二頭筋と腕橈骨筋の間、上腕二頭筋と円回内筋の間および腕橈骨筋から円回内筋への相反性抑制。橈側手根屈筋、長掌筋から腕橈骨筋への抑制性神経結合。手内筋から腕橈骨筋への単シナプス性促通などを明らかにしてきた。それらの研究の概要だけではなく、研究に至までの経緯、研究結果の学問的意義、柔道整復学におけるこの研究分野の必要性などについて発表した。 |