キムラ アツシ   KIMURA ATSUSHI
  木村 篤史
   所属   保健医療学部 柔道整復学科
   職種   准教授
発表年月日 2005/12
発表テーマ 柔道整復学の特種性に関する考察―上腕二頭筋が肩甲骨アライメントに及ぼす影響―
会議名 第9回日本代替・相補・伝統医療連合会議 第5回日本統合医療学会 プログラム・抄録集
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 木村篤史,行田直人,松本和久,中村辰三.
概要 柔道整復学の特徴である運動力学的分析として上腕二頭筋と胸郭上での肩甲骨位置との関係について実験的検証を試み,異常な運動力学的負荷を相殺することの重要性について検討した.健常男性11名を対象に前額面上及び水平面上での肩甲骨のアライメントを静止立位及び安静仰臥位にてデジタルカメラにて撮影し求めたのち,左上腕二頭筋への運動負荷を等速運動機器を用いて実施し,同様のアライメント評価を運動負荷直後,2日後,7日後の合計4回行った.その結果,肩甲骨のアライメントは,静止立位では左肩甲骨は運動前よりも7日後にかけて経時的に徐々に下方に移動していた.安静仰臥位では左肩甲骨は前方突出の傾向が強くなっていた.結果より上腕二頭筋への運動負荷が肩甲骨のアライメントに対して影響を及ぼした.臨床的に肩関節周囲炎などの肩関節疾患の際に,肩甲骨のアライメント異常を認めることが多いが,アライメント異常を正常化させるための一方法として上腕二頭筋へのアプローチによるは必要であると考えられた.
P147.