スミヤ エイジ
SUMIYA EIJI
角谷 英治 所属 鍼灸学部 鍼灸学科 職種 特任教授 |
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発表年月日 | 2000/06 |
発表テーマ | 腰痛に対する偽鍼を用いたランダム化比較試験の試み |
会議名 | 第49回全日本鍼灸学会学術大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 神戸国際会議場 |
発表者・共同発表者 | 井上基浩, 北小路博司, 池内隆治, 片山憲史, 越智秀樹,今井賢治, 角谷英治,矢野忠, 川喜田健司 |
概要 | 腰痛に対して偽鍼を用いたランダム化比較試験を試行した。腰痛を有する明治鍼灸大学附属鍼灸センターの患者20名に対して、ランダムに鍼刺入群10名と偽鍼群10名に割り付けた。鍼治療部位は腰眼、志室とし、刺入群は20秒間の雀啄術を行い、偽鍼群は鍼管のみを叩打した後20秒間鍼を刺入する仕草をした。評価は施術者とは別の、施術内容を知らない鍼灸師が患者に施術前後でVASの記録を依頼した。刺入群では治療前5.7±1.9cm、治療後3.2±2.6cmであった。偽鍼群では治療前5.2±2.0cm、治療後3.7±2.1cmであった。両群の治療前後ではp<0.05(Wilcoxon の符号付順位検定)で有意差が認められた。両群の治療後の間では有意差(Mann-WhitneyのU検定)は認められなかった。以上の結果より、強いプラセボ効果が出現した可能性もあり、方法の見直しの必要性も考えられた。以上の研究に対して研究プロトコールの作成、研究の遂行、データ整理等に関与した。 |