キムラ アツシ
KIMURA ATSUSHI
木村 篤史 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2009/05 |
発表テーマ | 脳卒中片麻痺患者の触圧覚検査における一考察 |
会議名 | 理学療法学vol36,Suppl No.1 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 冨田健一 木村篤史 松本和久 |
概要 | 脳卒中片麻痺患者における触圧覚検査は,感覚の有無や感度を調査するものであるが,感知している部位について調査した報告はない.今回我々は脳卒中片麻痺患者の触圧覚検査において,感知する部位を調査した.対象は脳卒中片麻痺患者12名である.触圧覚刺激の感知部位の測定は,足底を対象部位として,足底を計13箇所に分割し,検者は知覚しうる最小限の強度の触圧覚刺激を足底の各部位に10回行い.被検者は刺激されたと感知した部位を回答した.正答率が80%以上は4名,50%以上80%未満は5名,50%未満3名であった.誤答は,隣接する領域を回答する症例が8名であり,他の4名は隣接する領域以外を回答した.従来行われてきた触圧覚検査の方法では,刺激された部位が何処かを特定できない症例を選別出来ていなかった可能性がある.したがって脳卒中片麻痺患者を対象とした触圧覚検査では,検者は刺激した部位を被検者がどのように感知しているかを評価する必要があると考える.p36 |