タナカ　サユリ   TANAKA Sayuri
  田中　小百合
   所属   看護学部 看護学科
   職種   教授
発表年月日 2022/12
発表テーマ 在宅療養生活の支援場面を通した病院看護師の観察内容　テキストマイニングを用いたインタビュー分析
会議名 第42回日本看護科学学会学術集会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 広島
開催期間 2022/12/03～2022/12/04
発表者・共同発表者 河原照子，田中小百合，中谷弘美
概要 病院看護師との比較により訪問看護師の観察力を可視化する研究において、在宅療養生活の支援場面の動画をみてもらい、その際の主観的観察内容についてインタビューによるデータ収集を行った。ここでは病院看護師の主観的観察内容を明確化する目的で分析を実施した。病院勤務の看護師17名（看護師歴10－35年）を対象に、「人間らしい生活を願って 脳梗塞後遺症のリハビリ」の訪問看護師の活動場面（約6分間）を「同行訪問のつもりで見て下さい」と依頼し、眼球運動測定装置によって視線の軌跡が記録された動画を再生しながら、「どこを見ていたのか、何を思ったか」についてインタビューした。その内容は逐語録に起こし、テキストマイニングソフトKH Coder Ver.3を用いて、形態素解析と単語頻度分析、階層的クラスター分析を実施した。脳梗塞後遺症患者の「失語症」「麻痺」「表情」「書字」「歩行」などの「状態」と、「段差」「敷き物」などの「住宅」「環境」を観察する単語が抽出された。また、病院とは場の違う在宅での「介護者」への「訪問看護師」の「コミュニケーション」方法について観察していたことを示す単語もみられた。