キムラ アツシ
KIMURA ATSUSHI
木村 篤史 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2013/03 |
発表テーマ | 骨折部と異なる部位で疼痛を訴えた脳卒中後左片麻痺患者に関する考察 |
会議名 | 第7回京都在宅リハビリテーション研究会研究集会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 小西倫太郎,林愛子 ,垣村将典,板谷有紀子,神田佳明 ,永山智貴,冨田健一,木村篤史 ,松本和久 |
概要 | 左大腿骨頸部を受傷したが骨折部には疼痛を感じず左膝関節に疼痛を感じていた,左片麻痺と高次脳機能障害を呈した症例を経験した.ORIFが施行されたが左膝関節の疼痛は軽減せず,疼痛による屈曲反射により立位保持は不可能であった.その後,偽関節が認められたため人工骨頭置換術を施行し,疼痛が消失することで受傷前の歩行様式での見守りによる歩行が可能となった.
以上のことから,脳卒中患者は疼痛の場所を正確に認知できない場合があるため,患者の訴えを多面的な角度から検証して解釈する必要があると考えられた.また麻痺側下肢に疼痛を伴う起立訓練では,屈曲反射によって陽性支持反射は抑制され膝折れが生じる危険があるため転倒予防への配慮が必要であると考えられた. P5 |