キムラ アツシ
KIMURA ATSUSHI
木村 篤史 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2015/04 |
発表テーマ | 通所リハビリテーションを利用する高齢者の呼吸機能,運動機能,嚥下機能,栄養状態の関連性 |
会議名 | 第55回日本呼吸器学会学術講演会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 冨田健一,木村篤史 ,松本和久,苗村建治 |
概要 | 通所リハビリテーションを利用する高齢者の呼吸機能,運動機能,嚥下機能,栄養状態を評価し,相互の関連性を調査した.対象および方法は,通所リハビリテーション(以下通所リハ)を利用する高齢者(年齢84.1±6.5歳,男性16名,女性45名)を対象に,呼吸機能(%肺活量,%努力性肺活量,1秒量,1秒率,咳嗽時最大呼気流速(CPF)),運動機能(脊柱の変形・自動運動能力,立位バランス・歩行能力,下肢筋力),嚥下機能(反復唾液嚥下試験(RSST)),栄養状態(上腕筋面積)を測定し,年齢に応じた基準値との比較及び相関関係を評価した.その結果,%努力性肺活量,1秒量,CPF, RSST及び上腕筋面積は基準値以下であった.また,脊柱の後彎変形と脊柱の自動運動能力,立位バランス・歩行能力,下肢筋力の低下を認めた.誤嚥性肺炎の要因となる CPFとRSSTは,脊柱の後彎変形や自動運動能力との間に相関を認めた.複数の項目が基準値以下であった理由は,対象の年齢が平均84.1±6.5歳と高齢であったためと考えられた,特にCPFとRSSTは誤嚥性肺炎の要因となるため,高齢化が進む通所リハ利用者の肺炎予防には,呼吸機能の低下や嚥下機能の評価を行う必要があると考えられた. P281 |