ツル ヒロユキ   TSURU HIROYUKI
  鶴 浩幸
   所属   鍼灸学部 鍼灸学科
   職種   准教授
発表年月日 2009/11/22
発表テーマ 矯正視力と眼精疲労に対する鍼刺激の効果
会議名 第13回日本統合医療学会東京大会抄録集:p114.2009.
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 鶴浩幸、北小路博司
概要 【目的】鍼治療が矯正視力や眼精疲労に与える影響を検討するために、通常の鍼治療(経穴刺激)に加えて、シャム経穴刺激や偽鍼刺激を設定して研究を行った。【方法】健康成人7名14眼(屈折異常以外に特別な疾患を持たないもの、平均年齢22.9歳)を対象として研究を行った。被検者は、それぞれ異なる日に、経穴刺激(攅竹穴・太陽穴・合谷穴に10分間の置鍼術)、シャム経穴刺激(攅竹穴の上5cm・太陽穴の上5㎝・合谷穴の外方5㎝に10分間の置鍼術)、偽鍼刺激(攅竹穴・太陽穴・合谷穴に鍼管のみをあて鍼管をタッピング)の3種類の刺激のいずれかを受けた。鍼治療前後に矯正視力、Visual Analogue Scale(VAS、自覚的な疲れ目の評価)の測定を行った。【結果】視力では、経穴刺激のみに有意な視力向上が認められた。疲れ目のVASでは経穴刺激とシャム経穴刺激に有意な減少が認められた。【考察】鍼刺激により、矯正視力や眼精疲労が向上することが示唆された。