ナムラ ケンジ
NAMURA KENJI
苗村 建慈 所属 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2007/03 |
発表テーマ | 成人型アトピー皮膚炎に対する鍼灸治療の臨床的効果に関する研究 |
会議名 | 明治鍼灸大学 平成18年度 プロジェクト研究成果報告会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 京都府南丹市. |
発表者・共同発表者 | 江川雅人、矢野忠、山村義治、 苗村健治. |
概要 | 共同発表 要旨:成人型アトピー性皮膚炎患者を対象に、条件反転法下に鍼灸治療を行い、症状の改善効果を検討するとともに、I型アレルギーの改善という面からも鍼灸治療の治効機序について検討した。方法:成人型アトピー性皮膚炎患者30例を、鍼灸治療群19例と非鍼灸治療群11例に振り分けた。鍼灸治療群では、鍼灸治療期間、非鍼灸治療期間、鍼灸治療期間の順に、治療を行うという条件反転法下に、掻痒感と皮疹について、評価した。結果と考察:成人型アトピー性皮膚炎の症状である掻痒感や皮疹は、鍼灸治療群では、非鍼灸治療群と比較して、鍼灸治療期間に症状の軽減が認められ、また、鍼灸治療の休止により症状が増強する傾向が認められた。また、鍼灸治療群では、非鍼灸治療群と比較して、血清IgE値が低下する症例が多く見られた。この血清IgE値の低下は、末梢血リンパ球分類のTh1/Th2比の上昇と関連する傾向がみられ、鍼灸治療により、アレルギー状態の改善が得られた可能性が考えられた。 研究の立案・計画、症例の診断、研究結果の医学的解析、研究会報告の指導を担当した。 |