ツル ヒロユキ
TSURU HIROYUKI
鶴 浩幸 所属 鍼灸学部 鍼灸学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2010/05/27 |
発表テーマ | 顔面神経麻痺に対する鍼治療の1症例 |
会議名 | 第33回日本顔面神経研究会学術講演会予稿集:p55. |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 福岡 |
発表者・共同発表者 | 鶴浩幸、安藤文紀 |
概要 | 【目的】顔面神経麻痺に対して、伝統鍼法に基づき健側顔面に鍼治療を行った症例について報告する。【症例】43歳男性 主訴:左顔面神経麻痺 初診日:××年6月2日 現病歴:同年5月に左耳痛を自覚し、左顔面部が動かなくなった。耳鼻科にてハント症候群と診断され、半月を経たが、顔面部があまり動かず、違和感も軽減しない。本人が鍼治療を希望しており、主治医より本学を紹介された。【所見】初診時(18病日)の麻痺スコアは10点であった。東洋医学の弁証は肝腎陰虚とした。【鍼治療の方法】1. 滋陰肝腎のため太衝、太谿、復溜、2. 顔面部の血流改善のため陽白、太陽、顴髎、地倉、翳風に刺鍼した。顔面部の刺鍼は全て健側である右側に行った。鍼治療は計11回行った。【結果】10回目(39病日)の治療からスコアは38点となり、顔面部の動かしにくさや違和感が消失した。【結語】麻痺スコアの改善などから、本症例に対して鍼治療が有効であった可能性が示唆された。 |