キムラ アツシ
KIMURA ATSUSHI
木村 篤史 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2020/08 |
発表テーマ | ハムストリングスに対するダイレクトストレッチングが腓腹筋の筋硬度に及ぼす影響 |
会議名 | 第57回日本リハビリテーション医学会学術集会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 木村篤史,乾 堅太郎 ,小藤和孝 ,糸井 恵 |
概要 | ハムストリングスと腓腹筋の筋硬度の関連性について,ダイレクトストレッチングの介入により検討することを目的として本研究を行った.健常女性50名を対象とした.左右の内側ハムストリングスと腓腹筋筋腱移行部の筋硬度を筋硬度計を用いて測定し,高値を示す側の内側ハムストリングスにダイレクトストレッチングの介入を行った後,介入前と同様の部位の筋硬度の測定を行い,介入前後の筋硬度の変化とハムストリングスと腓腹筋の筋硬度の相関関係について検討した.
その結果,介入前の筋硬度を100%とすると,介入後の内側ハムストリングスの筋硬度は77.61±19.30%(p<0.01)と有意に低下するとともに,直接介入をしていない腓腹筋筋腱移行部の筋硬度も93.84±23.92%(p<0.05)と有意に低下した.内側ハムストリングスと腓腹筋筋腱移行部の筋硬度との相関係数は,介入前はr=0.46 (p<0.01),介入後ではr=0.44 (p<0.01)であり,ともに正の相関関係を認めた.下腿三頭筋への直接的なアプローチが困難な場合でも,間接的にハムストリングスにアプローチを施すことにより,下腿三頭筋に治療効果をもたらすことが可能であると考えた. |