ツル ヒロユキ   TSURU HIROYUKI
  鶴 浩幸
   所属   鍼灸学部 鍼灸学科
   職種   准教授
発表年月日 2011/09/17
発表テーマ 物理刺激が遅発性筋痛に及ぼす影響-各種物理刺激(1回施行)・SSP刺激(2回施行)の検討-
会議名 Japanese Journal of Physical Fitness and Sports medicine 60(6):p848(S539).2011.(第66回日本体力医学会大会予稿集:p268、2011)
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 下関
発表者・共同発表者 角谷和幸、川村茂、鶴浩幸、池内隆治
概要 スポーツトレーニングや日常労作によって生じる遅発性筋痛に対する物理刺激の治療的効果は明らかにされていない。今回は、遅発性筋痛に対して、種々の物理刺激を1回施行した実験とSSP刺激を2回施行した実験の回復過程から効果的な刺激法を探索することを目的とした。物理刺激11回施行実験(健康男子38例、平均20.8歳)はTENS4Hz群、TENS110Hz群、 SSP4Hz群、SSP 110Hz群、手技療法群およびホットパック群の6群と無刺激の対照群(8例、19.8歳)で行った。SSP刺激2回施行実験(32例、19.7歳)は局所4Hz群、局所110Hz群、遠隔4Hz群およびMIX群(局所110Hz・遠隔部4Hz)で行った。対照群は上記実験と共通とした。遅発性筋痛は遠心性負荷運動により非利き手側の上腕二頭筋に作成し、痛みの評価はVASを用いた。2日目に物理刺激を1回施行しても効果的な変化はみられなかった。SSP刺激を2回施行場合、VAS値はいずれの群も対照群に比して2日目以降有意に低値を示した。以上のことから物理刺激が遅発性筋痛に及ぼす効果は遅発性筋痛発生後に1回施行しても良好な効果は得られず、SSP刺激を2回施行した場合は、遅発性筋痛に対して効果的であることが示唆された。