マツヒラ ユウジ   MATSUHIRA Yuji
  松平 勇二
   所属   ノートルダム清心女子大学  国際文化学部 国際文化学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/05
形態種別 学術書
標題 『シャーマニズムの諸相』
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 勉誠出版
概要 (著書全体の概要)
本書はルーマニア出身の宗教学者であるミルチャ・エリアーデによって提案された「シャーマニズム」の概念を再考すべく、世界のシャーマニズム、憑依文化の事例研究を所収した論集である。シャーマニズムとは本来、シャーマンの魂が身体を離脱し(脱魂)神霊と交わる宗教現象である。しかし実際には、憑依をも含む様々な宗教現象がシャーマニズムに位置づけられている。東北アジア、東アジア、インドネシア、アフリカ、ヨーロッパの事例から、シャーマニズムの諸相を明らかにした。
(著書全体の頁数)
A5判全224頁
(本人を含めた編者・共著者氏名)
編者:嶋田義仁
共著者:嶋田義仁、布仁青格勒、楊紅、浮葉正親、塩月亮子、野澤暁子、今村薫、松平勇二、中村亮、パスカル・バキュエ、門脇健
(本人分担部分の概要)
本人担当部分(単著):「ンビラ(mbira)演奏とバントゥ農耕民ショナ族の祖霊信仰」
ジンバブエのショナ社会でおこなわれる雨乞い儀礼を事例に、ショナの宗教構造を分析した。ショナ社会では数多の霊的存在が存在するとされ、それらは至高神を頂点に階層化されている。これらの霊は雨ごい等の憑依儀礼で霊媒師に憑依し、人々に助言を授ける。また、憑依儀礼ではンビラと呼ばれる楽器が断続的に演奏され、儀礼空間を構成する重要な要素となっている。
(本人担当部分の掲載頁)
139-167頁