ナカモト ユキカズ   Yukikazu Nakamoto
  中本 幸一
   所属   ノートルダム清心女子大学  情報デザイン学部 情報デザイン学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/02
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 ユーザ操作の繰り返しを考慮したウィンドウログの解析によるユーザの識別手法
執筆形態 共著
掲載誌名 電子情報通信学会論文誌
出版社・発行元 The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
巻・号・頁 J100-D(2),171-179頁
著者・共著者 左近透,中本幸一
概要 本論文では,一般的なセキュリティ・アプライアンス製品で取得されるユーザの操作履歴からユーザを分別し,更にユーザの不正操作やなりすましを検出するための解析手法を提案する.提案手法は,操作記録に残される操作中のタスクの情報にくわえて,ユーザの作業モデルを仮定し,繰り返し操作に着目した操作履歴のパターンを抽出・分析を行うこと特徴とする.分析に際しては,機械学習によるデータ学習によりナイーブベイズ分析器を生成し,データの評価を行った.企業での実オフィス業務でのユーザ操作履歴に対し,ナイーブベイズ分析器によるユーザ判別手法を実施した.本手法の適用により,ナイーブベイズ分析器による自己同一性判定では学習データに対して90%程度の判別率をもつ.これは,バイグラムでの符号化したものに対してユーザ判別手法を適用した場合の学習データに対する判別率の数値67%と比較して,有意な分別精度の向上を得た.