カク マイカ   KAKU Maika
  郭 まいか
   所属   ノートルダム清心女子大学  国際文化学部 国際文化学科
   職種   講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/09
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 民国期の上海会審公廨における手続と慣例について(査読付)
執筆形態 単著
掲載誌名 『東洋史研究』 第73巻第2号
掲載区分国内
出版社・発行元 東洋史研究会
巻・号・頁 73(2),1-31頁
概要 (論文の概要)上海会審公廨における英米の常任会審官が各国非常任会審官の出廷を妨げようとしていた問題について論じた。この背景には、中国人商人団体である上海総商会が関係しており、総商会は「体面ある商人」が訴訟に巻き込まれた際、公廨が課す苛酷な手続から保護されるべしと考え、入会規則の厳格化と組織の引き締めを行い、会員の逃亡や賠償の責任を負う代わりに、会員をむやみに勾引しない「体面商人優待権」を公廨に認めさせた。以上より、会審公廨は中国の伝統と相容れなかったのでなく、 両者が相互依存の状態にあったことを明らかにした。
(論文の頁数)31頁