トサ ヒロユキ
TOSA Hiroyuki
土佐 弘之 所属 ノートルダム清心女子大学 国際文化学部 国際文化学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/09 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | 『安全保障という逆説』 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 青土社 |
概要 | ポスト構造主義的視座からの批判的安全保障研究の成果。人道主義の名のもとに、安全保障が人を脅かす。湾岸戦争から9・11、イラク攻撃、そしてグローバルな内戦状況へ―「国家の安全保障」に代えて提唱された「人間の安全保障」にひそむ陥穽とは。批判的世界システム論の視点から、ポストモダン状況における「安全」の意味を根源的に問い直し、新たな国際的公共性の創出を提起する。
構成は以下の通り。 第1部 長い二一世紀システムと境界の交渉(「長い二一世紀」におけるボーダー/ボディ・ポリティクス;国家安全保障という制度的思考の揺らぎ―ポストモダニティと“アイデンティティ/危険”;「人間の安全保障」という逆説―“恐怖からの自由”と“他者への恐怖”;「帝国」の思想としてのデモクラティック・ピース論―虐殺の論理と生け贄の論理を超えて) 第2部 ポストモダン帝国体系の統治性とまなざしの政治(まなざし(視覚/身体)のグローバル・ポリティクス―圧縮された時空間の歪みとバロック的戦争機械 “条件付き歓待”の国際政治―国際難民レジームの危機との関連で 人道的介入と“他者に対する責任”の脱/再領域化―決断主義という裂け目 ジェノサイドとイノセンスとのアイロニカルな関係―「出口なし」状況について ほか)。総310頁。 |