サイトウ マモル
SAITO Mamoru
齋藤 衛 所属 ノートルダム清心女子大学 文学部 英語英文学科 ノートルダム清心女子大学大学院 文学研究科 英語英米文学専攻 博士前期課程 ノートルダム清心女子大学大学院 文学研究科 英語英米文学専攻 博士後期課程 職種 特別招聘教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | Japanese Wh-Phrases as Operators with Unspecified Quantificational Force |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Language and Linguistics 18.1 |
担当範囲 | (pp.1-25) |
概要 | 日本語のWh句は、「誰が書いた本も面白い」のように、疑問文以外にも表れ、その解釈は、「も、か」のような小辞によって決定される。この事実に基づいて、Kuroda (1965) 以降、日本語のWh句は演算子ではなく、変項として解釈されるとする分析が広く仮定され、中国語など、他のWh移動を欠く言語にも適用されてきた。本論文では、日本語、中国語および英語のWh疑問文を比較し、日本語がWh移動のある英語に類似する性質を示すことを明らかにする。その上で、日本語のWh句は変項ではなく、演算子であり、「も、か」などの小辞を主要部とする句の指定部に非顕在的に移動して、小辞により演算子としての性質が決定されるとする分析を提示した。 |