カク マイカ
KAKU Maika
郭 まいか 所属 ノートルダム清心女子大学 国際文化学部 国際文化学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/05 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 上海租界における中華民国期二重国籍中国人問題――上海会審公廨を中心に(査読付) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『社会経済史学』 第84巻第1号 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 社会経済史学会 |
巻・号・頁 | 84(1),25-43頁 |
概要 | (論文の概要)学術論文3の内容をふまえつつ、二重国籍を有する中国人が引き起こす問題に対応するのに、会審公廨が当時の中国政府と歩調を合わせ、二重国籍中国人を、もっぱら中国国籍の身を有する者として扱う傾向があったことを明らかにした論文。上海租界とは、中国政府の支配が及ばない特殊地域で、独自の司法体制を形成したとされるが、会審公廨は外国領事館の保護を期待する二重国籍中国人に中国国籍法を適用し、彼らが開廷前に租界外へ逃亡してしまうといった問題を防ごうと意図した。つまり、中国政府の影響力は上海租界内部にも浸透していたといえる。
(論文の頁数)19頁 |