カク マイカ
KAKU Maika
郭 まいか 所属 ノートルダム清心女子大学 国際文化学部 国際文化学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 学位論文(博士) |
標題 | 中華民国期上海共同租界会審公廨の研究(博士論文) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 京都大学文学研究科博士学位論文 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | (論文の概要)上海租界会審公廨に着目することで、従来明らかではなかった租界の行政制度・司法制度について検討した。これまで会審公廨とは、帝国主義侵略の象徴であるととらえられ、中外対立の場であることが強調されてきた。これに対し、中国語、英語、日本語の史料を駆使し、上海共同租界で生じた様々な訴訟問題を考察することで、会審公廨が共同租界・中国政府双方と一定の距離を保ちつつ、両者の対立が高まり収拾不可能となることを防ぐよう努めており、租界の内外をゆるやかに繋ぐパイプとしての役割を果たしていたということを明らかにした。
(論文の頁数)A4判、165頁 |