カク マイカ
KAKU Maika
郭 まいか 所属 ノートルダム清心女子大学 国際文化学部 国際文化学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 中華民国期上海共同租界における政治犯引渡について
(依頼有、査読付) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『東洋史研究』 第80巻第4号 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 東洋史研究会 |
巻・号・頁 | (80),101-138頁 |
概要 | (論文の概要)従来、中国人政治犯は外国租界に逃れれば、治外法権の傘のもと、その人身の保護を受けられると考えられてきた。だが、実際には、租界行政庁である工部局とイギリス総領事は、租界とその周辺地域の治安を乱す政治犯を租界から駆逐したいという立場をとっていた。これに対し、1910~20年代には、上海租界内の中国人政治犯の引渡方法が中外間で定まらず、法の不在から、各国領事団は政治犯を安易に租界外追放しなかったと論じた。また、イギリス一国が共同租界の政策を左右したのではなく、領事団が決定権を持っていたことを指摘した。
(論文の頁数)38頁 |