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    (最終更新日:2024-10-10 21:39:11)
  コバヤシ ケンイチ   KOBAYASHI Kenichi
  小林 謙一
   所属   ノートルダム清心女子大学  人間生活学部 食品栄養学科
   ノートルダム清心女子大学大学院  人間生活学研究科 食品栄養学専攻 修士課程
   ノートルダム清心女子大学大学院  人間生活学研究科 人間複合科学専攻 博士後期課程
   ノートルダム清心女子大学大学院  人間生活学研究科 人間生活学専攻 修士課程
   ノートルダム清心女子大学  インクルーシブ教育研究センター
   職種   教授
■ 教員からのメッセージ
リベラル・アーツの大きな目標の一つは、「人格の陶冶(とうや)」です。「人格の陶冶」とは、「生きる意味(いみ)」を徹底的に考え抜き、やさしい「心」で最善の「判断」ができるようになることだと思います。私は、「食べる」という意味(いみ)を、生化学、基礎栄養学という学問分野から、実験科学的手法を用いて、学生の皆さんと一緒に考究することを通じて、皆さんといっしょに人格の陶冶を目指していければと思います。
■ 現在の専門分野
農芸化学 食品科学, 食生活学, 環境生理学(含体力医学・栄養生理学), 応用分子細胞生物学, 応用健康科学 (キーワード:ポリフェノール、分子細胞生物学、 腎臓栄養、食品科学、農芸化学、食生活学、アミノ酸栄養、栄養生化学) 
■ 学歴
1. 2002/04~2005/03 京都大学 農学研究科 食品生物科学専攻 博士後期課程 博士後期課程修了 博士(農学)
2. 2000/04~2002/03 京都大学 農学研究科 応用生命科学専攻 修士課程修了 修士(農学)
3. 1999/04~2000/03 京都大学 食糧科学研究所 研究生
4. 1995/04~1999/03 三重大学 生物資源学部 生物資源学科農芸化学コース 卒業 学士(生物資源学)
■ 職歴
1. 2024/04~ ノートルダム清心女子大学 附属図書館 館長
2. 2023/04~ ノートルダム清心女子大学 副学長(教学担当)
3. 2023/04~ ノートルダム清心女子大学 IRセンター センター長
4. 2022/04~2023/03 美作大学 生活科学部 食物学科 非常勤講師
5. 2021/10~ 美作大学 大学院生活科学研究科生活科学専攻 非常勤講師
6. 2021/04~2023/03 ノートルダム清心女子大学 学務部 学務部長
7. 2020/04~ ノートルダム清心女子大学 インクルーシブ教育研究センター 教授
8. 2017/04~ ノートルダム清心女子大学 人間生活学部 食品栄養学科 教授
9. 2016/04~2017/03 東京農業大学 応用生物科学部 生物応用化学科 准教授
10. 2015/04 成城大学 大学等非常勤研究員
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■ 主要学科目
生化学Ⅰ・Ⅱ(学科)、基礎栄養学(学科)、生化学実験(学科)、基礎栄養学実習(学科)、私たちの社会と科学(全学)、自立力育成ゼミⅣ(全学)、生物学Ⅱ(全学)、栄養学特論(院・修)、栄養学演習(院・修)、食品栄養論(院・修)、食品栄養論(院・博)、課題研究(院・博)
■ 著書・論文歴
1. 2024/10 論文  非アルコール性脂肪肝炎におけるトリプトファン代謝異常の「腸-肝-脳」連関の解明 生物学に関する研究論叢 39,154-160頁 (単著) 
2. 2024/07/31 論文  GAN飼料誘導性肥満モデルマウスが非アルコール性脂肪性膵疾患モデルになり得るか? 消化と吸収 46(2),159-162頁 (共著) 
3. 2024/07/17 著書  栄養管理と生命科学シリーズ 生化学   (共著) Link
4. 2024/04/25 論文  肥満誘導型疾患における多臓器連関とNADおよびトリプトファン代謝異常とこの視点から考える機能性食品の創出 地域ケアリング 26(5),55-58頁 (共著) Link
5. 2024/03/01 論文  編集後記 日本幼少児健康教育学会誌 9(2),92頁 (単著) 
6. 2024/02/12 論文  トリプトファン代謝異常から見た肥満誘導型疾患の多臓器連関とこの視座から見た機能性食品の創出 地域ケアリング 26(2),67-70頁 (共著) Link
7. 2024/01/05 論文  Chronic organ damage: Understanding fibrosis Open Access Government January 2024. 2024(January),pp.58-59 (単著) Link
8. 2023/09/01 論文  Elucidation of the organ fibrosis-inducing action of quinolinic acid and search for food ingredients that protect the body from organ fibrosis Impact 2023(3),pp.15-17 (単著) Link
9. 2023/04/20 論文  NMDA受容体を標的とした「脳」と「腎」を同時に守る天然由来化合物の探索 アグリバイオ 7(4),81-85頁 (共著) Link
10. 2023/01/20 論文  トリプトファン代謝異常から見た肥満誘導型疾患の多臓器連関とこの視座から見た機能性食品の創出 アグリバイオ 7(1),79-83頁 (共著) Link
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■ 学会発表
1. 2024/09/14 GAN飼料の長期摂取がキヌレニン関連遺伝子および癌マーカー遺伝子発現に及ぼす影響の肝膵比較(日本アミノ酸学会第18回学術大会)Link
2. 2024/07/25 臓器線維化症とトリプトファン代謝異常(日本外科代謝栄養学会第61回学術集会)Link
3. 2024/05/26 GAN飼料誘導型MASHモデルマウスにおける肝NAD代謝の経時的変化(第78回日本栄養・食糧学会大会)Link
4. 2024/05/26 トリプトファン代謝異常から見た臓器線維化症について(第78回日本栄養・食糧学会大会)Link
5. 2024/05/26 肥満誘導型非アルコール性脂肪膵疾患(NAFPD)の進行がNAD代謝に及ぼす影響(第78回日本栄養・食糧学会大会)Link
6. 2023/12/03 GAN 飼料摂取マウスにおけるキヌレニン代謝の経時的変化(日本トリプトファン研究会第42回学術大会)
7. 2023/10/14 GAN飼料誘導性肥満モデルマウスが非アルコール性脂肪膵疾患モデルになり得るか?(第54回日本消化吸収学会総会)
8. 2023/10/01 非アルコール性脂肪性肝疾患の進行が非アルコール性脂肪性膵疾患と膵キヌレニン代謝経路に及ぼす影響(日本アミノ酸学会第17回学術大会)
9. 2023/06/29 肥満に起因する非アルコール性脂肪膵疾患モデルの作製とそのNAD+代謝変動の肝膵比較(おかやまバイオアクティブ研究会 第61回シンポジウム・第27回学生プレゼンテーション)
10. 2023/05/13 GAN 飼料誘導性肥満モデルマウスにおける非アルコール性脂肪膵疾患(NAFPD)発症と膵 NAD 代謝変動への影響(第77回日本栄養・食糧学会大会)
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2024/04~  腸内代謝物を用いた腎機能評価 国内共同研究 
2. 2022/10~  非アルコール性脂肪肝炎におけるトリプトファン代謝異常の「腸-肝-脳」連関の解明(研究代表者) 競争的資金等の外部資金による研究 
3. 2022/04~  「キノリン酸の臓器線維化惹起作用の解明と臓器線維化から身体を守る食品成分の探索」(研究代表者)科学研究費補助金 基盤研究(C) 
4. 2019/04~2023/03  「キノリン酸蓄積型慢性腎臓病モデルの提唱とそれに基づく「腎」を守る食品成分の探索」(研究代表者)科学研究費補助金 基盤研究(C) 
5. 2014/05~2015/05  「蛍光標識化イソフラボンを用いた機能性食品成分の時空間的機能評価」(研究代表者)公益財団法人 タカノ農芸化学研究助成財団 平成26年度研究助成金 競争的資金等の外部資金による研究 
6. 2014/04~2015/03  「蛍光標識化コーヒーポリフェノールを用いた大腸癌増殖抑制機構の視覚化」(研究代表者)一般社団法人全日本コーヒー協会 平成26 年度研究助成 競争的資金等の外部資金による研究 
7. 2013/12~2014/10  「レスベラトロールの蛍光標識化と細胞内動態追跡」(研究代表者)公益財団法人 農芸化学研究奨励会 第41回 研究奨励金 競争的資金等の外部資金による研究 
8. 2013/12~2014/10  「蛍光標識機能性食品成分の新規細胞内動態追跡システムの構築」(研究代表者)2013年度 ホクト生物科学振興財団 研究奨励金 競争的資金等の外部資金による研究 
9. 2013/06~2014/03  「CLEM法を用いた蛍光標識ポリフェノールの細胞内動態解析」(研究代表者)公益財団法人アサヒグループ学術振興財団 2013年度学術研究助成 競争的資金等の外部資金による研究 
10. 2013/04~2016/03  「CLEM法を用いた蛍光標識食品成分の細胞内動態解析」(研究代表者)科学研究費補助金 基盤研究(C) 
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■ 講師・講演
1. 2024/02/08 令和5年度食品技術ミニシンポジウム『米粉の魅力と未来~健康・加工・活用~』(ピュアリティまきび(岡山県岡山市))Link
2. 2023/12/12 第28回 岡山リサーチパーク研究・展示発表会 「臓器線維化」から身体を守る機能性食品成分の探索(テクノサポート岡山 (岡山県岡山市))Link
3. 2023/11/02 産業技術連携推進会議 近畿地域部会「食品・バイオ分科会」 招待講演 トリプトファン代謝から見た臓器線維化症について 〜臓器線維化症から身体を守る機能性食品成分の探索〜(オンライン)
4. 2023/03/13 令和4年度食品技術ミニシンポジウム『食品科学×SDGsによる地域活性化』(ラヴィール岡山(岡山県岡山市))Link
5. 2023/01/20 第27回 岡山リサーチパーク研究・展示発表会 「腎」を守る機能性食品成分の探索(テクノサポート岡山 (岡山県岡山市))Link
6. 2022/06/11 栄養学若手研究者の集い2022年度総会講演 「腎」を守る機能性食品の創出を目指して(兵庫県 西宮市)Link
7. 2022/03/15 令和3年度食品技術ミニシンポジウム『果物の機能性と加工技術を基盤にした地域活性化』(オンライン開催)Link
8. 2021/12/16 第26回岡山リサーチパーク研究・展示発表会 慢性腎臓病を予防・改善する機能性食品成分の探索(オンライン開催)Link
9. 2021/07/16 おかやまバイオアクティブ研究会 第58回シンポジウムショートトーク 『清心とバイオアクティブ ~本学の研究紹介と産学連携~』(オンライン開催)
10. 2021/03/08 令和2年度食品技術ミニシンポジウム『地域特産食材の機能性と利用』(オンライン開催)Link
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■ 受賞学術賞
1. 2022/10 公益財団法人両備檉園記念財団 公益財団法人両備檉園記念財団 生物学研究奨励賞 (非アルコール性脂肪肝炎におけるトリプトファン代謝異常の「腸-肝-脳」連関の解明)
2. 2017/06 (一社)日本食品保蔵科学会 平成29年度論文賞
3. 2015/11 氷川フォーラム優秀演題賞
4. 2009/05 日本食生活学会奨励賞
■ 社会における活動
1. 2024/01 なぜ正月に餅を食べる?なぜ冷めたら硬くなる? 専門家が「餅」の疑問に回答【みんなのハテナ】Link
2. 2023/12 お鍋は土鍋の方がおいしい?人気の鍋つゆは? 専門家が「鍋」の疑問に回答【みんなのハテナ】Link
3. 2016/07 機能性食品成分の「見える化」~ポリフェノールの細胞内での「動き」をとらえよう~
4. 2015/11 「慢性腎臓病について知ろう」
5. 2015/10 食品の生産・製造・機能について~⑤ぶどうについて~
6. 2015/04 「栄養生化学から見たバイオテクノロジー」
7. 2014/12 食品の生産・製造・機能について~③鍋などに使われる野菜~
8. 2014/08 「腎臓栄養学の潮流」
9. 2014/07 食品の生産・製造・機能について~②ジャガイモ~
10. 2014/03 「栄養生化学入門」~なぜ、我々は食べ続けなければいけないのか~
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■ 所属学会
1. 日本農芸化学会Link
2. 2007/03~2007/03 ∟ 日本農芸化学会2007年度大会 実行委員
3. 2017/04~ ∟ 中四国支部 参与
4. 日本栄養・食糧学会Link
5. 2018/05~ ∟ 参与
6. 2020/01~ ∟ JNSV編集委員
7. 日本食生活学会Link
8. 2009/11 ∟ 日本食生活学会第39回大会-創立20周年記念大会- プログラム実行運営委員
9. 2010/05~2016/05 ∟ 評議員
10. 2014/05~2017/05 ∟ 企画・編集委員
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■ 委員会・協会等
1. 2018/09~ おかやまバイオアクティブ研究会 会員
2. 2022/04/01~ おかやまバイオアクティブ研究会 企画委員
3. 2023/06/29~ おかやまバイオアクティブ研究会 幹事Link
4. 2018/04~ 岡山県食品新技術応用研究会 協力会員
5. 2020/07~ 岡山県食品新技術応用研究会 幹事
6. 2021/04~ 特定非営利活動法人 中国四国農林水産・食品先進技術研究会(中四国アグリテック) 食品部会長・産学連携支援事業コーディネーターLink
7. 2017/07~ NPO法人 食べて元気しあわせネットワーク 理事
8. 2019/08~2023/07 NPO法人 食べて元気しあわせネットワーク 副理事長
9. 2023/07/01~ NPO法人 食べて元気しあわせネットワーク 理事長
10. 2022/04/01 Frontiers in Neuroscience Review Editor for Neuroenergetics, Nutrition and Brain HealthLink
■ 研究内容紹介(学生の方へ)
今日の社会は、様々な未知の課題に対して果敢に挑み、解決できる能力を求めています。その力は、本学での「研究」で身につけることができます。「研究」とは、物事の「真理」の一端を世界で初めて明らかにしようとする「営(いとな)み」です。
私は、慢性腎臓病の新しいメカニズムを明らかにして、腎臓病を予防・改善できる食品成分を探すという研究を、遺伝子改変動物や培養細胞などを用いて行っています。他にも、「食・栄養」と「こころ」との関連を、実験レベルで明らかにしようとする研究も行っています。これらの「研究」を通して、課題の設定から解決に至るまでの「突破力」を、いっしょに身につけていきたいと考えています。
■ 研究内容紹介(地域社会の方へ)
私は、一貫して栄養科学者としてのキャリアを歩んで参りました。具体的には、慢性腎臓病とアミノ酸代謝との関わりを調べ、「腎」を守る食品成分の探索を行なうという研究を行っています。これらの研究を通じて、慢性腎臓病を予防・改善できる新たな食品を創出したいと考えています。
現在、日本農芸化学会中四国支部参与、日本栄養・食糧学会参与、日本アミノ酸学会幹事、日本食生活学会理事、日本食品保蔵科学会代議員・編集委員、日本食品科学工学会関西支部運営委員、日本幼少児健康教育学会理事等、各種学術団体でも活動しています。加えて、岡山県食品新技術応用研究会幹事、中国四国農林水産・食品先進技術研究会食品部会長も務めています。