■ 教員からのメッセージ
千年以上の長きに亘って、日本文学は、様々な立場の人間とその営為について克明に描き出してきました。それゆえ、日本文学は、極めて多くの顔を持つ〈多面体〉です。その様々な「顔」を、就中、平安期ならではのそれを、ひとつひとつ、一緒に見つけませんか?
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■ 現在の専門分野
日本文学, 教科教育学、初等中等教育学 (キーワード:古代中世文学)
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■ 学歴
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■ 職歴
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■ 主要学科目
【学部】古代文学特講、古代文学講読、古代文学演習、文学Ⅰ、古典文学基礎演習 【大学院(前期課程)】古代文学特論、古代中世文学演習 【大学院(後期課程)】古代中世文学特殊講義、古代中世文学課題研究 |
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■ 著書・論文歴
1. |
2023/12 |
論文 |
『豆太郎物語』(ノートルダム清心女子大学黒川文庫蔵)翻刻(下) 『清心語文』 (25),60-80頁 (単著) |
2. |
2022/11 |
論文 |
『豆太郎物語』(ノートルダム清心女子大学黒川文庫蔵)翻刻(上) 『清心語文』 (24),54-71頁 (単著) |
3. |
2020/09 |
論文 |
『山路の露』の語りと思想(付「『山路の露』転換の論理」補訂) 『熊本県立大学大学院文学研究科論集』 (13),25-41頁 (単著) |
4. |
2019/11 |
論文 |
『山路の露』転換の論理―方法としての喧騒と決定者としての薫― 『中古文学』 (104),97-111頁 (単著) |
5. |
2018/12 |
論文 |
『山路の露』喪失する薫―横川僧都が還俗非勧奨であること― 『むらさき』 (55),41-50頁 (単著) |
6. |
2017/03 |
著書 |
物語展開と人物造型の論理 : 源氏物語〈二層〉構造論 (単著) |
7. |
2016/08 |
論文 |
「左右の」大臣考―テクストとの向き合い方― 『国文研究』 (61),15-34頁 (単著) |
8. |
2015/02 |
論文 |
浮舟と夕霧―「忍草」と物語の〈二層〉構造― 『熊本県立大学文学部紀要』 21(74),109-124頁 (単著) |
9. |
2014/02 |
論文 |
浜松中納言物語の教材価値 『熊本県立大学文学部紀要』 20(73),87-98頁 (単著) |
10. |
2013/10 |
論文 |
光源氏と夕霧 『日本文学』 62(10),56-57頁 (単著) |
11. |
2013/05 |
論文 |
『源氏物語』明石中宮論―明石中宮の機能と権力機構としての宇治― 『中古文学』 (91),14-28頁 (単著) |
12. |
2013/03 |
論文 |
うつほ物語の教材価値 『宇部工業高等専門学校研究報告』 (59),57-69頁 (単著) |
13. |
2012/05 |
論文 |
学習者の未来と『方丈記』―「ゆく河の流れ」の指導方法― 『国語教室』 (95),66-69頁 (単著) |
14. |
2012/04 |
論文 |
若菜〈上巻〉論 ―朧月夜の再登場と朱雀院の機能― 『古代中世文学論考』 26,90-122頁 (単著) |
15. |
2012/03 |
論文 |
落窪物語の教材価値 『宇部工業高等専門学校研究報告』 (58),61-66頁 (単著) |
16. |
2011/06 |
論文 |
葵巻〈連鎖〉の論理(下) 『語文』(阪大) (96),1-12頁 (単著) |
17. |
2011/03 |
論文 |
高等学校古典『方丈記』の扱い方 ―「ゆく河の流れ」の表現と主題― 『国語と教育』 (36),2-9頁 (単著) |
18. |
2011/03 |
論文 |
夕霧の元服と光源氏 ―光源氏と夕霧を切り離す力― 『宇部工業高等専門学校研究報告』 (57),55-62頁 (単著) |
19. |
2010/12 |
論文 |
葵巻〈連鎖〉の論理(上) 『語文』(阪大) (95),1-11頁 (単著) |
20. |
2007/10 |
論文 |
「夜ごとに十五日づつ」通う夕霧 ―浮舟の機能と物語の〈二層〉構造― 『古代中世文学論考』 20,191-211頁 (単著) |
21. |
2007/10 |
論文 |
宇治十帖〈解体〉と〈閉塞〉の論理(下) 『詞林』 (42),1-16頁 (単著) |
22. |
2007/06 |
論文 |
夕霧〈太政大臣予言〉の論理―〈夕霧権力体制〉の誤算と物語の〈二層〉構造― 『国語国文』 76(6),38-61頁 (単著) |
23. |
2007/05 |
論文 |
光源氏と絵合 ―源氏物語の逆説的人物造型― 『王朝文学研究誌』 (18),14-26頁 (単著) |
24. |
2007/04 |
論文 |
宇治十帖〈解体〉と〈閉塞〉の論理(上) 『詞林』 (41),1-19頁 (単著) |
25. |
2005/10 |
論文 |
夕霧〈不在〉の論理―夕霧の機能と物語の〈二層〉構造― 『国語国文』 74(10),1-21頁 (単著) |
26. |
2004/04 |
論文 |
柏木不在の論理 ―柏木・弁少将の機能と夕霧・弁少将の対峙の構造― 『詞林』 (35),32-58頁 (単著) |
27. |
2003/04 |
論文 |
中村本『夜寝覚物語』における幸福的結末の論理―第二予言の表現と「結構」としての明石御方物語― 『詞林』 (33),14-28頁 (単著) |
28. |
2000/05 |
論文 |
柔軟な論理的思考力を育成する音声言語表現活動の試み 『月刊国語教育』 (2000年5月号),78-81頁 (単著) |
29. |
2000/02 |
論文 |
敬意表現を文学的に読む―源氏物語「薄雲」巻についての一考― 『国語教室』 (69),45-49頁 (単著) |
30. |
1999/09 |
論文 |
豊かな創造力から「豊かな人間性」へ 『実践国語研究』 (199),102-106頁 (単著) |
31. |
1995/02 |
論文 |
厭世から現世執着へ 『王朝文学研究誌』 (6),39-49頁 (単著) |
32. |
1994/03 |
論文 |
薫像変容過程の客観的定位―薫に対する無敬語表現をめぐって― 『王朝文学研究誌』 (4),29-40頁 (単著) |
33. |
1994/03 |
論文 |
浮舟像試論―浮舟の主体性についての一視角― 『国語と教育』 (19),16-28頁 (単著) |
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. |
2022/04~2026/03
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小中高を貫くICT対応型古典教材の開発 科学研究費助成事業 基盤研究(C) |
2. |
2018/04~2022/03
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古典が描く天災・人災と子ども 科学研究費助成事業 基盤研究(C) |
3. |
2015/04~2018/03
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古典における地方と子ども 科学研究費補助金 基盤研究(C) |
4. |
2012/04~2015/03
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古典の中の環境と子ども 科学研究費補助金 基盤研究(C) |
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■ 所属学会
1. |
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中古文学会 |
2. |
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日本国語教育学会 |
3. |
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全国大学国語国文学会 |
4. |
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全国大学国語教育学会 |
5. |
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大阪大学国語国文学会 |
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■ メールアドレス
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■ 研究内容紹介(学生の方へ)
私は、主に、平安期を中心とした物語文学の研究、及び、古典文学の教育方法の研究を専門としています。前者においては、源氏物語とその前後の物語について表現・構造・人物造型・享受の観点から、また、後者においては、古代・中世の散文について教材開発・教育方法改善の観点から、それぞれ検証を進めてきました。古典を中心とした文学研究と学校教育が、私の仕事の二本柱ということになります。「研究」の知見をより良いものに更新していくこと、そして、それをより効果的な教育方法論としてアレンジし「教育」の現場にフィードバックしていくこと。これらを着実に積み重ねることが、ひいては、古典文学に心を寄せる人材の増加につながると思っています。いわば、「研究」と「教育」の接続による「古典文学の裾野の拡大」です。なお、それゆえ、私は、研究者や教育者を志す学生諸君を特に応援したいと思っています。一緒に「古典文学の裾野の拡大」に力を尽くしませんか? 以上、興味のある学生諸君は、何なりとご相談ください。
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■ 研究内容紹介(地域社会の方へ)
研究の成果や手法を教育の現場にフィードバックすること、いわば、「「研究」と「教育」を接続する」ことを通して、地域のお役に立てれば幸いです。
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