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    (最終更新日:2024-07-24 16:04:38)
  トミダ ヒロコ   TOMIDA Hiroko
  富田 裕子
   所属   ノートルダム清心女子大学  国際文化学部 国際文化学科
   職種   教授
■ 教員からのメッセージ
私は英国の大学院を卒業後、シェフィールド大学で日本文化、日本女性史を長年教えて参りました。帰国後は英国文化や社会、日英比較女性史などの講義を英語を用いて担当致しました。これまでの経験を生かし、本学では日本文化の素晴らしさを世界に発信し、国際舞台で活躍できるような人材の育成に努めたいと思います。
■ 学歴
1. 1985/10~1988/03 英国国立レスター大学 文学部 英文学科ビクトリアン・スタディーズ専攻 修士課程修了
2. 1994/10~2000/11 英国国立シェフィールド大学 文学部 歴史学科専攻 博士課程修了
■ 職歴
1. 2018/04~2024/03 長野県立大学 グローバルマネジメント学部グローバルマネジメント学科 教授
2. 2016/09~ 英国国立レスター大学 大学院地域歴史学部 客員研究員
3. 2016/04~2022/03 慶應義塾大学 文部科学省スーパーグローバル支援事業であるGICセンター 講師
4. 2005/04~2018/03 早稲田大学 法学部法学科 非常勤講師
5. 2005/04~2018/03 成城大学 社会イノベーション学部、文芸学部、共通教育センター 兼任講師
6. 2005/04~2022/03 慶應義塾大学 法学部法律学科並びに法学部政治学科 非常勤講師
7. 2000/10~2002/08 英国国立シェフィールド大学 東アジア学部通信学科 非常勤講師
8. 2000/10~2005/03 英国国立Edinburgh (エジンバラ)大学 アジア研究学科 上級研究員
9. 1991/10~1993/08 英国国立ハダスフィールド大学 文学部 非常勤講師並びに日本語教育プログラム責任者
10. 1988/10~2000/09 英国国立シェフィールド大学 東アジア学部 専任講師
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■ 著書・論文歴
1. 2022/08 論文  The life and achievements of Hiratsuka Raicho, a Japanese ‘new woman’
(日本の「新しい女」、平塚らいてうの生涯と業績)
「(査読付)」 長野県立大学 『グローバル・マネジメント』 第7号 1~21頁  (単著) 
2. 2022/06 論文  The life and achievements of Alice Hawkins, a Leicester suffragette
(英国レスター州のサフラジェット、アリス・ホーキンズの生涯と業績)
「(査読付)」 慶應義塾大学出版会 慶應義塾大学日吉紀要『人文科学』 第37号 205~229頁  (単著) 
3. 2021/06 論文  The emergence of women’s higher education in Japan, with special attention to the Japan Women’s College
(日本における女子高等教育の誕生―日本女子大学校のケースに焦点をあてて)
「(査読付)」 慶應義塾大学出版会 慶應義塾大学日吉紀要『人文科学』 第36号 217~244頁  (単著) 
4. 2021/01 著書  The British Women’s Suffrage Campaign: National and International Perspectives
(『英国の婦人参政権運動―国内外の視点から』)   (共著) 
5. 2020/12 著書  「翻訳」
原著者:Gordon Daniels
原語の表題
‘Humanitarianism or politics? Japanese Red Cross Nurses in Britain, 1915-1916’’(博愛主義かそれとも政治運動家―1915年から1916年にかけて英国に派遣された日本赤十字社の看護婦たち)   (単著) 
6. 2020/12 著書  「翻訳」
原著者:Hiroko Tomida & Gordon Daniels
原語の表題
‘Introduction’(序章)   (単著) 
7. 2020/12 著書  「翻訳」
原著者:Janet Hunter
原語の表題
‘Gender, economics and industrialization: approaches to the economic history of Japanese women, 1868-1945’   (1868年から1945年までの日本女性をめぐる経済史を考える)   (共著) 
8. 2020/12 著書  「翻訳」
原著者:Miyako Orii & Hiroko Tomida
原語の表題
‘Shin Fujin Kyōkai (the Association of New Women and the women who aimed to change society’(新婦人協会と社会改造をめざした女たち)   (単著) 
9. 2020/12 著書  『国際的視点からみる近代日本の女性史』   (共著) 
10. 2020/08 論文  The life and remarkable achievements of Anita Roddick, dreamer, doer and female entrepreneur
(夢見る人、行動に移す人、女性起業家、アニータ・ロディックの生涯と驚くべき偉業)
「(査読付)」 長野県立大学 『グローバル・マネジメント』 第3号 100~123頁  (単著) 
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■ 学会発表
1. 2022/12 大江スミの英国留学と帰国後の業績(ジェンダー史学会第19回年次学会 (於立教大学))
2. 2020/12 アニータ・ロディックの生涯と業績(ジェンダー史学会第17回年次学会 (於早稲田大学))
3. 2019/12 イングランド、レスター州のサフラジェット、アリス・ホーキングズの生涯と業績(ジェンダー史学会第16回年次学会 (於東洋大学))
4. 2018/12 英国の婦人参政権運動が日本の女性運動に与えた影響(ジェンダー史学会第15回年次学会 (於東京外国語大学))
5. 2018/09 ‘The influence of the British women’s suffrage movement upon the emergence and development of the Japanese women’s movement’(「英国の婦人参政権運動が日本の婦人運動の誕生と発展に与えた影響について」)(Women’s History Network Conference 国際学会 (於英国ポーツマス大学))
6. 2018/02/03 英国の婦人運動が日本の婦人参政権運動に与えた影響について(イギリス女性参政権100周年記念シンポジウム (於婦選会館))
7. 2012/12 英国の婦人運動が日本の婦人参政権運動に与えた影響について(ジェンダー史学会第9回年次学会 (於東京外国語大学))
8. 2012/10 Carol Ann Duffy and the analysis of her poem entitled ‘The Thames, London 2012 (キャロル・アン・ダフィーと作品、「テムズ川、ロンドン2012年」の考察」(成城大学文芸学部英文学科でのセミナー (於成城大学))
9. 2010/10 英国の女性のアーカイブスについて(国立女性教育 会館主催の女性アーカイブズについてのシンポジウム (於国立女性教育会館))
10. 2010/01 英語圏における日本女性史研究とらいてう研究(らいてう研究会 (於日本女子大学))
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2022/04~2023/03  英国の婦人参政権運動が日本の女性解放運動に及ぼした影響(長野県立大学学長裁量経費) 国際共同研究 
2. 2020/04~2021/03  『国際的視野からみる近代日本の女性史』の出版助成(慶應義塾大学法学部法学研究会出版援助金) その他の補助金・助成金 
3. 2019/04~2020/03  『国際的視野からみる近代日本の女性史』の出版助成金(長野県立大学学長裁量経費) その他の補助金・助成金 
4. 2004/06~2005/05  日本女性をテーマにした英国初の国際会議の報告をまとめた学術書出版の助成(The Japan Foundation Grant) 競争的資金等の外部資金による研究 
5. 2003/08~2003/09  日本女性をテーマにした日本映画観賞会並びに討論会への助成 その他の補助金・助成金 
6. 2003/06~2004/10  日本女性をテーマにした英国初の国際会議の報告をまとめた学術書の出版(The Edinburgh University Fund) 国際共同研究 
7. 2003/05~2003/09  日本女性をテーマにした英国初の国際会議の助成 (The Daiwa Anglo-Japnese Foundation Grant) 競争的資金等の外部資金による研究 
8. 2003/05~2003/12  平塚らいてうと新しい女に関する日英国際比較研究(The British Academy Research Grant) 競争的資金等の外部資金による研究 
9. 2003/02~2003/09  日本女性をテーマにした英国初の国際会議の助成(The Great Britain Sasakawa Foundation Grant) 競争的資金等の外部資金による研究 
10. 2003/02~2003/09  日本女性をテーマにした英国初の国際会議の助成(The Toshiba International Foundation Grant) 競争的資金等の外部資金による研究 
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■ 講師・講演
1. 2023/11/16 フローレンス・ナイチンゲールの知られざる側面 ‐ 女性史からの分析
2. 2012/02 国際的視点から見た平塚らいてう
3. 2001/02 The Japanese writing systemについて (「日本の文字について」)
4. 1998/06 俳句について
5. 1997/03 日本における女性解放運動について(インターナショナル・ウイメンズ・ウイークを祝うイベントで)
6. 1994/03 Japanese women and feminismについて (「日本女性とフェミニズム」)
■ 受賞学術賞
1. 2011/02 日本女子大学 第6回平塚らいてう賞顕彰受賞
■ 社会における活動
1. 2021/09 世界における平塚らいてう研究について、信濃毎日新聞社よりインタビューを受け、その内容が『信濃毎日新聞』に掲載された。
2. 2021/04~2023/03 長野県のスーパーグローバル校で学生の研究指導をした。
3. 2011/09 『青鞜』創刊100周年の国際会議について信濃毎日新聞社よりインタビューを受け、その内容が『信濃毎日新聞』に掲載された。
4. 2011/09 日本女子大学において『青鞜』創刊100周年の国際会議を主催した。
5. 2006/11 英国のBBCのラジオ番組'Four Corners'に出演し、日本文化についてインタビューを受けた。
6. 2003/09 英国エジンバラ大学において、日本領事館の援助を受け、日本女性をテーマとする映画の試写会を主催
7. 2003/09 英国エジンバラ大学において英国初の日本女性に関する国際学会を主催
8. 2003/09 英国エジンバラ大学の総合図書館で日本の明治・大正時代の女性をテーマとする絵葉書の展示会を催した。
9. 2000/10 英国のレスター市で、書道のワークショップを企画、運営した。
10. 2000/03 エジンバラ大学で開催された日本のパフォーミング・アートについての国際会議の運営に携わり、通訳も務めた。
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■ 所属学会
1. 2005/04~2015/03 Women's History Review
2. 2005/04~2015/03 ∟ Editorial Board
3. 2005/04~ ジェンダー史学会
4. 2006/12~2009/11 ∟ 総務担当理事
5. 2007/04~2009/11 ∟ 常任理事会書記
6. 2009/12~2014/11 ∟ 国際担当理事
7. 2005/04~ 総合女性史学会
8. 2005/04~ 平塚らいてう研究会
9. 1990/09~2005/03 The European Association of Japanese Resource Specialists
10. 1989/09~2005/03 The British Association of Japanese Studies
■ 教育上の能力
●教育方法の実践例
1. 2018/04~ ディベート・ディスカッション並びにプレゼンテーションの導入
2. 2018/04~ ディベート・ディスカッション並びにプレゼンテーションの導入
3. 2018/04~ 学生の授業内における教育促進のための取り組み A.演習の効果的な活用
4. 2010/04~2018/03 市販教材の活用の工夫
5. 2008/04~2018/03 ディベート・ディスカッション並びにプレゼンテーションの導入
6. 2008~2018/03 学生の授業外における学習促進のための取り組み課題・レポートの効果的な活用
7. 2007/04~2022/03 学生の授業内における教育促進のための取り組み B.視聴覚教材の利用
8. 2007/04~2018/03 体験型学習の導入
9. 2005/04~2022/03 学生の授業内における教育促進のための取り組み B.視聴覚教材の利用
10. 1992/09~2000/08 学生の授業評価の活用とそのフィードバック オフィスアワーの活用
■ ホームページ
   http://researchmap.jp/hmj07
■ 研究内容紹介(地域社会の方へ)
私はこれまで英国における婦人参政権運動についての研究に携わって参りました。現在はこの運動が日本の婦人解放運動に与えた影響について追究しています。岡山県で生まれ、女性の権利の向上に努めた福田英子が創刊した『世界婦人』には当時の世界の国々の婦人運動が紹介されています。今後は福田に関する研究をより深め、岡山における婦人参政権運動の全容を調査し、他県との比較研究にも励みたいと思っています。また私は英国滞在中、レスター市在住の女性を対象とした聞き書き調査を行い、同地域における女性の日々の生活が戦前から現在に至るまでどのように変貌したかについて研究してきました。同じような聞き書き調査を岡山県でも実施し、国際比較研究を実現したいと思っています。