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    (最終更新日:2024-07-31 21:31:59)
  ナガムラ ユカコ   NAGAMURA Yukako
  長村 裕佳子
   所属   ノートルダム清心女子大学  国際文化学部 国際文化学科
   職種   講師
■ 教員からのメッセージ
大学時代は積極的に色んな場所へ参加し、様々な人や文化に出会って下さい。そこで自分と異なる背景の人や文化へ興味や共感を持つことが国際文化の入口になると思います。また、新しい価値観を学ぶ中で、それまで当たり前にみえていたことに矛盾や課題がみつかるかもしれません。多様な文化を知り、私たちを取り巻く社会についても考えていきましょう。
■ 授業科目
1. 多文化共生論基礎
■ 現在の専門分野
社会学 (キーワード:日本人移民史、日系人、ブラジル、ラテンアメリカ、移動経験、アイデンティティ、ネットワーク) 
■ 学歴
1. 2005/04~2009/03 上智大学 外国語学部 ポルトガル語学科 卒業 学士(外国研究)
2. 2007/07~2008/01 ブラジル・パラナ連邦大学 留学
3. 2013/02~2015/04 ブラジル・パラナ連邦大学大学院 人文科学研究科 社会学専攻 修士課程修了 修士(社会学)
4. 2016/04~2019/09 上智大学 グローバル・スタディーズ研究科 国際関係論専攻 博士後期課程単位取得満期退学
5. 2021/03
(学位取得)
上智大学 博士(国際関係論)
■ 職歴
1. 2022/04~ 上智大学 外国語学部ポルトガル語学科 非常勤講師
2. 2021/04~ 独立行政法人国際協力機構 緒方貞子平和開発研究所 開発協力戦略領域 研究員
3. 2020/09~2021/03 独立行政法人国際協力機構 緒方貞子平和開発研究所 開発協力戦略領域 常勤研究助手
4. 2020/04~ 神田外語大学 イベロアメリカ言語学科ブラジル・ポルトガル語専攻 非常勤講師
5. 2019/09~2021/03 上智大学 外国語学部 非常勤講師
6. 2019/09~2020/07 上智大学 外国語学部 特別研究員
7. 2018/04~2019/09 日本学術振興会 特別研究員DC2 日本学術振興会特別研究員
8. 2017/04~2018/03 上智大学 イベロアメリカ研究所 リサーチアシスタント
9. 2016/08~2017/03 上智大学 大学院グローバル・スタディーズ研究科 リサーチアシスタント
10. 2015/09~2018/03 茨城NPOセンター・コモンズ(茨城県常総市) 外国人支援担当コーディネーター
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■ 著書・論文歴
1. 2023/03 論文  「移住地をつなぐ記憶の共有と再構築―ブラジルの県連「移民のふるさと巡り」を事例として―」(研究ノート、査読付) 海外移住資料館『研究紀要』  (単著) 
2. 2022/07 論文  「南米移住地と日本帝国勢力圏における医学知の循環――ブラジルへ渡った高岡医師の活動から――」(査読付) 『ラテンアメリカ研究年報 』No.42,日本ラテンアメリカ学会,255-185ページ 全31頁  (単著) 
3. 2021/03 論文  『エスニック・マイノリティの政治参加-ブラジルの日系人を事例として-』
(博士論文) 上智大学大学院  (単著) 
4. 2020/02 論文  「ホスト社会の変化と葛藤するモデル・マイノリティ像: ブラジル軍事政権下の日系反政府政治家のライフストーリーから」(査読付) 『移民研究』第16号,琉球大学沖縄移民研究センター,27-54ページ,全28頁  (単著) 
5. 2018/07 論文  「ブラジル日系二世エリートの立候補と投票をめぐる心情と論理―戦後の民主化における1947年選挙を事例に―」
(研究ノート、査読付) 『イベロアメリカ研究』No.78,上智大学イベロアメリカ研究所,59-76ページ 全18頁  (単著) 
6. 2017/01 論文  「20 世紀初頭のブラジルにおける移民の政治参加―イタリア人移民と日本人移民の比較の視点―」(研究ノート、査読付) 『イベロアメリカ研究』No.75,上智大学イベロアメリカ研究所,55-68ページ 全14頁  (単著) 
7. 2015/06 論文  "Burajiru Jihô (Notícias do Brasil) e Nippak Shimbun (Jornal Nipo-Brasileiro): os primeiros tempos dos jornais japoneses no Brasil (1916-1941)" Revista Escritos, No.9, Fundação Casa de Rui Barbosa, pp.147-179 全53頁  (共著) 
8. 2015/04 論文  A cobertura dos jornais japoneses na campanha eleitoral dos políticos nipo-brasileiros: Nikkey Shimbun e São Paulo Shimbun (1998-2014) Universidade Feceral do Paraná  (単著) 
9. 2014/05 論文  "Percepção sobre as diferentes etnias no Paraná: Relação do público da apresentação do grupo japonês, Associação Cultural e Beneficente Nipo-Brasileira de Curitiba no 52º Festival Folclórico e de Etnias do Paraná" Anais do V Seminário Nacional Sociologia & Política, Universidade Federal do Paraná  (単著) 
■ 学会発表
1. 2023/08/31 Retorno de dekasseguis paranaenses do Japão, suas experiências e readaptação cultural(XIV Congresso Internacional de Estudos Japoneses no Brasil / XXVII Encontro Nacional de Professores Universitários de Língua, Literatura e Cultura Japonesa (Brazil, Rio de Janeiro))
2. 2023/06/25 「日本から帰国する日系人の再編入と日系社会の変化―パラナ州出身者をめぐる経験と活動の事例から」(日本移民学会第33回年次大会・ラウンドテーブル「ブラジルの日系人集住地の歴史的変遷と越境的移動」(千葉))
3. 2022/02 "Diversification of Nikkei identity by movements between Latin America and Japan: Experiences of Return Migration of Brazilian and Bolivian Japanese Descendants"(LASA/Asia 2022, Panel Discussion, Latin American Studies Association (Online https://asia.lasaweb.org/en/))
4. 2021/06 「感染症と移民史にみる医療の経験―ブラジルへの渡航者を事例に」(日本ラテンアメリカ学会第42回定期大会パネル(横浜,オンライン開催 http://www.ajel-jalas.jp/taikai/taikai42.html))
5. 2021/06 「日系人研究の時間と空間の拡がり-日本人移民史と在日南米人研究の対話に向けて」(日本移民学会第30/31 回年次大会ラウンドテーブル(東京,オンライン開催 https://imingakkai.jp/2021/06/3031-2.html))
6. 2021/03 "Experiências dos estudantes nikkeis latino-americanos no Japão durante a Segunda Guerra Mundial"(XIII Congresso Internacional de Estudos Japoneses no Brasil | XXVI Encontro Nacional de Professores Universitários de Língua, Literatura e Cultura Japonesa (Brazil, Brazília, Online https://doity.com.br/ciejb2020))
7. 2021/02 "Self-Government of Nikkei Citizens and Their Participation in Local Politics -Case of Municipalities That Originated from Japanese Settlements at Sao Paulo State -"(IV ISA Forum of Sociology,International Sociological Association (Brazil, Porto Alegre, Online https://www.isa-sociology.org/en/conferences/forum/porto-alegre-2021))
8. 2018/08 "Transfopress. Imprensa em língua japonesa no Brasil no período anterior à Segunda Guerra Mundial"(XII Congresso Internacional de Estudos Japoneses no Brasil/ XXV Encontro Nacional de Professores Universitários de Língua, Literatura e Cultura Japonesa (Brazil, São Paulo))
9. 2018/07 "Os políticos nikkeis nos jornais nipo-brasileiros"(BRASA XIV Congress, Brazilian Studies Association (Brazil, Rio de Janeiro))
10. 2018/06 「ブラジル軍事政権における日系政治家のポジショナリティとキャリア戦略」(日本ラテンアメリカ学会第39回定期大会自由論題報告(愛知県長久手))
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2023/04~  「接近する東アジアとラテンアメリカ-新たな太平洋世界の形成-」 基盤研究(A) 
2. 2020/04~  「ラテンアメリカ日系留学生の太平洋戦争経験-日本と連合国の間で」 若手研究 
3. 2018/04~2020/03  「移民の政治参加の比較社会学的研究—戦後ブラジルにおける日系政治家を手がかりに—」 特別研究員奨励費 
■ 講師・講演
1. 2020/12/20 第一回JICA海外移住懸賞論文 最優秀賞受賞者講演会「ブラジル日系二世エリートの立候補と投票をめぐる心情と論理-戦後の民主化における1947年選挙を事例に-」(オンライン)
■ 受賞学術賞
1. 2020/06 JICA横浜 海外移住資料館 第一回JICA海外移住懸賞論文 最優秀賞
■ 所属学会
1. 日本ラテンアメリカ学会
2. 日本移民学会
3. 日本社会学会
■ 研究内容紹介(地域社会の方へ)
日本から中南米への移住は19世紀末から始まり、戦中に一時中断され、戦後は1970年代まで続きました。1980年代以降、今度は中南米へ移住した人々の子孫である日系人が就労を目的に来日するようになりました。特に、1990年の入管法改正によって日系三世まで定住者ビザが発給されるようになり、来日者数は激増しました。このような世代を越える移動経験を経て日系人が日本と中南米の両側に構築してきたネットワークに着目し、コミュニティ形成やアイデンティティについて調査を行っています。主に、ライフストーリー・インタビューや移住者やその子孫が書き残してきた資料の分析を通じて、日系人のアイデンティティや文化の変化を分析しています。