■ 教員からのメッセージ
これまでのキャリアの大半は農林水産省の行政部門、研究所及び国際機関(OECD=経済協力開発機構)でデータ分析や経済モデルの開発に取り組んできました。統計学や数学が得意でない方に対しては、自身も元文系・数学苦手の立場から、必ず理解できるよう順を追って丁寧に説明します。授業では食品や在住経験のあるヨーロッパの話題も随時取り上げたいと思います。
|
|
■ 現在の専門分野
経済シミュレーション, 部分均衡モデル, 計量経済学, 農業経済学 (キーワード:経済シミュレーション、部分均衡モデル、フードシステム論、農業経済学、計量経済学)
|
|
■ 学歴
|
■ 著書・論文歴
|
■ 所属学会
1. |
2023/04~ |
日本フードシステム学会 |
2. |
2002/04~ |
日本農業経済学会 |
3. |
2004/04~ |
日本国際地域開発学会 |
|
■ 教育上の能力
●作成した教科書、教材 |
1. |
2022/04/01~2024/02/01 |
「EU経済論」、「国際機関論」、「専門英語」(福山大学経済学部在籍時) |
|
■ 研究内容紹介(学生の方へ)
「フードシステム」は、食料品の生産から流通、消費までの一連の領域と産業の相互関係を一つの体系として捉える概念です。具体的には、農業、食品製造業、卸売業、小売業、外食産業、そして食生活を営む人々との相互依存的な関係とその仕組みを包括しています。「フードシステム」は、食品の品質と安全性を保ちつつ安定的かつ効率的に消費者に供給するとともに消費者ニーズを生産者に伝達する重要な役割を担っています。
この研究室では主にデータ分析と計量経済学の手法を利用し「フードシステム」に内在する様々な問題点を明らかにするとともに、それらの望ましい解決策を提示する事により、よりよい未来の実現に貢献する事を目指します。
|
|
■ 研究内容紹介(地域社会の方へ)
これまでフードシステム(上流の農産物から下流の食品まで)に関する経済分析に一貫して取り組んできました。私の主な研究フィールドは食料・農業分野を対象としたモデルをベースにした実証ミクロ経済学、とりわけこれらのマーケットに内在するリスク評価です。私がこれらを研究対象としている理由は、食料の大部分を海外に依存する我が国にとってこれらのリスクは食料安全保障に直結するからです。実際にこの数年で地域紛争、気候変動や温暖化の影響からリスクが明確に顕在化し、食品価格は上昇しています。リスクを適正に評価するとともに、岡山県や中国地方がどのような対策を講じる事ができるのかを深く考えていきたいと思います。
|
|