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    (最終更新日:2024-05-21 16:01:13)
  マツヒラ ユウジ   MATSUHIRA Yuji
  松平 勇二
   所属   ノートルダム清心女子大学  国際文化学部 国際文化学科
   職種   准教授
■ 教員からのメッセージ
世界に飛び出す勇気と自信を育てましょう。国際文化学科に入学する皆さんは、世界を舞台に活躍する人としての可能性にあふれています。大学4年間を通じて国内外の多様な文化的背景をもつ人々と交流し、コミュニケーション技術を身につけ、世界中に親友を作ってほしいと思います。
■ 現在の専門分野
文化人類学、民俗学, 地域研究, 宗教学 (キーワード:文化人類学、宗教人類学、アフリカ地域研究、音楽人類学、ジンバブエ、ボツワナ) 
■ 学歴
1. 2002/04~2007/03 大阪外国語大学 外国語学部 地域文化学科(アフリカ地域文化専攻[スワヒリ語専攻]) 卒業 学士(言語・文化)
2. 2007/04~2009/03 名古屋大学 文学研究科 博士前期課程修了 修士(文学)
3. 2009/04~2012/03 名古屋大学 文学研究科 博士後期課程単位取得満期退学
4. 2015/03
(学位取得)
名古屋大学 博士(文学)
■ 著書・論文歴
1. 2024/04/30 論文  時空をこえるンビラの旋律―ジンバブエ、ショナの憑依儀礼 季刊民族学 188,46-53頁 (単著) 
2. 2024/01/01 論文  音楽探求 アフリカの音楽 季刊音楽鑑賞教育 (560),41-43頁 (単著) 
3. 2022/04 著書  『地球の音楽』   (共著) 
4. 2021/12 著書  『音楽の未明からの思考――ミュージッキングを超えて』   (共著) 
5. 2021/12 論文  「書評:川瀬慈著『エチオピア高原の吟遊詩人』」 『アフリカ研究』第100号、pp.127-130、日本アフリカ学会  (単著) 
6. 2019/03 論文  「ジンバブエのラメラフォン『ンビラ』の作製・調律技術」(査読付) 嶋田義仁編『アフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明』7: 125-136、中部大学  (単著) 
7. 2017/03 著書  「ンビラ(親指ピアノ)の演奏」   (単著) 
8. 2017 著書  Gorekore Tsunga   (共著) 
9. 2017 著書  KwaChenjedza   (共著) 
10. 2017 著書  Mahororo   (共著) 
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■ 学会発表
1. 2021/05 「グイ・ヒーリングダンスのリズム分析」(第58回日本アフリカ学会学術大会(オンライン:https://zoom.us/j/97576843536?pwd=dW45RUZYbUt0TGF4Y0VHRlJUQmtMZz09))
2. 2020/12 「カラハリ狩猟採集民グイのラメラフォン「ルンバ」の楽曲分析」(日本ポピュラー音楽学会第32回年次大会(オンライン開催:https://us02web.zoom.us/j/87136199039?pwd=bStHSmdMbUVTNEUzOWVFaytnMG1CZz09#success))
3. 2020/05 「グイのラメラフォンの構造的変化」(第57回日本アフリカ学会学術大会(東京外国語大学))
4. 2019/05 「ショナのムズィム信仰から「才能」を考える」(第56回日本アフリカ学会学術大会(京都精華大学))
5. 2018/06 「ジンバブエにおける国家的危機とショナ音楽の関係」(日本文化人類学会第52回研究大会(弘前大学))
6. 2017/12 「親指ピアノはピアノではない」(日本ポピュラー音楽学会第29回年次大会(関西大学千里山キャンパス))
7. 2017/09 「ショナ社会における異人水精としてのジュズ」(日本宗教学会第76回学術大会(東京大学本郷キャンパス))
8. 2016/09 「南部アフリカ・バントゥ宗教文化における精霊マシャウィ儀礼」(日本宗教学会第75回学術大会(早稲田大学戸山キャンパス))
9. 2016/06 「T.マクウィクウィの音楽活動―ジンバブエ・ダンスホール・レゲエ(マンゴマ)の流行」(第53回日本アフリカ学会学術大会(日本大学生物資源学部))
10. 2015/09 「ショナ社会における神聖王としての霊媒師」(第74回日本宗教学会学術大会(創価大学))
全件表示(22件)
■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2018/04~2024/03  カラハリ・コエにおける言語と音楽の相互関係:クリックとポリリズム 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) 
2. 2015/04~2018/03  ショナ音楽文化と憑依儀礼の政治・宗教人類学的研究 特別研究員奨励費 
3. 2012/04~2016/03  アフリカ現代社会における無形文化遺産の役割 基盤研究B 
4. 2010/04~2012/03  アフリカ無形文化遺産存続の条件を探る 基盤研究B 
5. 2009/04~2012/03  ジンバブエ音楽の政治‐宗教人類学研究 特別研究員奨励費 
6. 2009/04~2012/03  伝統的生活様式の崩壊と再宗教化をめぐる現在アフリカにおける宗教動態 アジア・アフリカ学術基盤形成事業 
7. 2009/04~2014/03  牧畜文化解析によるアフロ・ユーラシア内陸乾燥地文明とその現代的動態の研究 基盤研究S 
8. 2007/04~2008/03  アフリカ・イスラーム圏における白色系民族と黒色系民族の紛争と共存の宗教人類学研究 基盤研究A 
9. 2007/04~2008/03  伝統知識・技術の再活性化によるアフリカの草の根的開発(Grass Root Development)と環境保護 競争的資金等の外部資金による研究 
■ ホームページ
   https://www.youtube.com/@CHIMURENGAINJAPAN
   https://matsuhira.blogspot.com/
■ 研究内容紹介(地域社会の方へ)
これまで、ジンバブエ共和国を中心に南部アフリカで文化人類学の調査研究を実施してきました。南部アフリカはアフリカの中でも特に人種差別の強かった地域です。人種主義との抵抗闘争の中で、音楽はアフリカの人々の武器となりました。私の研究は、アフリカの音楽を主に政治と宗教の視点から検討してきました。研究の一環として幼稚園、小、中学校、高等学校等、あるいは研究者向けのアフリカ音楽ワークショップや講演も実施してきました。
現地社会への貢献として、ジンバブエ共和国では音楽を通じた医療施設の支援やアーティストの支援も実施しています。講演では支援活動の状況や失敗から学んだことについても報告しています。