キブネ ヒサオ
Kibune HIsao
木船 久雄 所属 経済学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 英国の電力改革 ―NETA以前・以降の成果と評価― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名学大論集社会科学篇 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 40-2. |
概要 | 本稿は、英国の1990年代初頭の電力産業の再編成、および2001年に新たに導入されたNETAという制度を中心に、電力市場の競争策の功罪を分析したものである。NETAは、英国の電力自由化モデルの象徴ともいうべき「強制的電力プール」を放棄して、相対取引を中心とする制度と位置付けられる。これによって、分割されていた英国の電力市場が、水平的・垂直的な統合を進める方向に動き始めた。また小売の全面自由化がそれに拍車をかけている。 こうした動向を分析して得られた結論は、競争的な市場形成の難しさである。規制緩和は同時に、市場の再編であり、新たな市場監視の規制が求められている。 |