タマガワ タカコ
TAMAGAWA Takako
玉川 貴子 所属 現代社会学部 職種 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 死に商業的にかかわる事業の「正当化」の困難さ―戦後日本の葬祭事業をめぐる二つの運動に用いられた語彙― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『年報社会学論集』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 関東社会学会 |
巻・号・頁 | (第22号),246-257頁 |
概要 | 本論文では、戦後に生じた2つの運動――新生活運動と葬式無用論――に対する葬祭事業者の「正当化」の語彙を検討した。両運動は、これまで共通項をもつ運動としてほとんど注目されなかったが、葬儀の簡素化にかかわるという特徴を有していた。葬祭業界は、これらの運動に対抗しようとした過程で、自らの事業の正当性をそれぞれの運動主体(関係者)に向かって主張した。しかし、遺族にとって経済的に負担となる葬儀とその事業の正当性を主張することは、きわめて困難だったことが明らかになった。 |