キブネ ヒサオ
Kibune HIsao
木船 久雄 所属 経済学部 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2019/01 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | Regulatory reform of energy and economic growth in Japan |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | JEPA |
出版社・発行元 | International Journal of Economic Policy Studies |
巻・号・頁 | Vol. 13(1),pp.2741 |
概要 | 本論文は,日本における電気事業に関する規制変更とそれがもたらす経済成長への影響を議論している。規制変更については一連の規制緩和,および再生可能エネルギー導入促進のFITをとりあげた。 得られた結論は以下。規制緩和は確かに新規参入者,新価格メニューおよび付加価値サービスを促した。特に1990年代後半から2000年代初頭にかけては,資本コスト削減によって電気料金は下落し,生産性(TFP測定)も向上した。 しかし,2008年リーマンショック以降は,料金値下げも生産性改善も確認できない。一方、FITは再生可能エネルギー電力の導入拡大をもたらしたものの,電気料金のコスト増要因や安定供給を損なう要因にもなっている。今はその加策が求められている。 |