ミナカワ マコト
MINAKAWA Makoto
皆川 誠 所属 法学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/10 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 知的財産権に関する国際私法原則(日韓共同提案)の意義 ―国際法の視点から― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋学院大学論集(社会科学篇) |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第51巻(第2号),69-76頁 |
概要 | 国際法分野における「国際法の法典化」という作業においては,最終的な条約採択を必ずしも想定
しない「宣言方式」による法典化がなされている。その際には草案が国際社会の必要性を適切に反映しているか否かが重要な視点となってくるが,知的財産権に関する国際私法原則(日韓共同提案)においても,各国における社会的必要性を適切に反映しようという視点に立った起草がなされているといえる。また,日韓共同提案においては地域における規律の実効性と普遍的な規律との適切な接続が意識されており,ソフト・ローによる規律という視点からも適切な方向性からアプローチがなされていると評価できるが,地域的規律と普遍的規律とのバランスをいかにはかるか,という点については,国際裁判管轄権や準拠法の決定等において課題が残されているといえる。 |