スガワ セイチ   Sugawa Seichi
  須川 精致
   所属   商学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/03
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題 先行詞内削除と数量詞上昇
執筆形態 単著
掲載誌名 名学大論集 言語・文化篇
掲載区分国内
巻・号・頁 14-2.,77-87頁
概要 LFでの数量詞上昇(Quantifier Raising, 以下QR)が先行詞内削除(Antecedent Contained Deletion, 以下ACD)の容認性に関与しているとする分析に立脚し、数量詞によって異なる容認可能性を説明する。具体的には、Diesing(1992)で示された前提性の解釈の有無によってQRの有無が決まり、QRが起こる場合ACD構文が容認されるという観察を出発点に、この数量詞の区別が連鎖内のコピーの削除に関する違いと関連していることを指摘した。すなわちACD構文に関する容認性の差は移動の有無ではなく、連鎖内の削除の差に還元される。